人財アトラクションと育成

基本方針

「人間性の尊重」をベースにした採用・育成

オムロングループは、事業を通じて社会的課題を解決するためにイノベーションをけん引するリーダーと多彩な能力を発揮する人財の育成を目指しています。そして、企業理念に「人間性の尊重」を掲げ、人間の可能性を信じて、グループ全社員一人ひとりの能力発揮と成長を促進することを基本方針としています。

また、2017年度からの4年間の中期経営計画VG2.0の中でも、人財戦略を重要戦略と位置づけています。「人が育ち、仕事を楽しみ、高いパフォーマンスを上げ続けることができる強い会社を創る」、これを人財戦略のゴールとし、各取り組みを強化しています。

その実現に向け、“オムロングループの経営と事業をリードする人財”、“多種多様な強みを持ち、発揮できる人財”、“志を持って自律的に自己変革・自己成長に取り組める人財”の充足・育成を重点テーマに定め、各種施策を展開しています。

人財の充足

重要ポジションの充足とリーダー人財の育成

中期経営計画VG2.0の人財戦略として、重要ポジションの充足とリーダー人財の育成を掲げています。VG2.0期間中はもとより、その後の持続的成長を実現するために、2020年度に2016年度比倍増(600名)の経営者候補を、グローバルで充足していく計画です。

多様な人財の採用・育成・活躍

中期経営計画VG2.0の人財戦略の中で、多様な人財の採用・育成・活躍を掲げています。

近年ますます高度化、複雑化している社会的課題を解決するために、特に技術革新をリードできる人財や新しい領域の技術を保有する人財、既存領域においても高度な技術を保有する人財の採用・育成を強化、加速することを狙いとしています。

具体的な取り組みとしては、新技術領域と位置づけたAI、IoT、ロボティックス関連の技術を保有する人財や、お客様の課題に対してソリューションを提案するエンジニアの積極的な採用をVG2.0初年度である2017年度より進めています。今後も引き続き、高度技術領域や注力事業分野を牽引できる人財の採用に取り組む計画です。

併せて、多様な人財が活躍できる環境の整備や支援体制の充実にも取り組んでいます。

人財配置

グローバルレベルで適財適所の配置を実施

オムロングループでは、事業成長と、従業員一人ひとりの能力発揮、キャリア形成のために、最適な配置を会社内、エリア内、グローバルで実施しています。

特に、長期ビジョンVG2020の人財戦略の中では、グローバル経営幹部の育成と配置に注力しており、グローバルレベルでの育成機会の提供と、スピーディかつ適財適所の配置を、本社管轄の中で実行しています。

また、エリア・国の枠を超えた配置をスムーズに行うために、グローバル共通の異動ルールを導入し、異動時の公平公正な処遇を実現しています。

海外における重要ポジションの現地化推進

グローバルで事業を推し進めていく中で、現地マネジメントの強化は重要であり、各エリアでの経営は、それぞれの国や地域の人財に任せることが最適と考えています。そのため、中期経営計画VG2.0を実行していく上で、重要と考えるポジションについては、そのエリアにおける人財を登用することに注力しています。海外において重要ポジションに占める現地化比率は、2017年度49%であり、2020年度に66%を目指しています。

海外重要ポジションに占める現地化比率

海外重要ポジションに占める現地化比率

教育研修体系

一人ひとりに合わせた支援の実施

社員一人ひとりの能力・役割に合わせて、グローバルレベル、エリアレベル、会社レベル、事業レベルの研修を実施しています。

長期ビジョンVG2020の中では、特に以下の研修に注力して、長期戦略を実行・推進する人財を育成しています。

  1. グローバル経営幹部の育成を目的とするグローバル研修を継続実施。これまでに、日本、インド、中国、インドネシアなどで開催し、11カ国から延べ107名の幹部候補社員が受講。
  2. 日本において、多様性を活かしソーシャルニーズを創造するためのダイバーシティ推進に向けた教育機会を継続的に提供し、これまで、延べ148名の女性社員が受講。あわせて、受講社員の上司に対しても研修を実施。
    また、日本においては2016年度から新たにマネジメント実践力強化トレーニングを実施。これは、管理職候補者がマネジメントに求められる能力を早期に学び、実践を通じてより高いレベルのマネジメント能力を保有することを狙いとしたもので、これまでに132名が受講。オムロングループ(国内)全社員が共通で受講する研修は、1人あたり年間約2時間実施しました。

さらに、2018年度からはグローバル共通の必須研修プログラムを導入し、グローバル全体での人財・組織の一層の強化にも取り組んでいます。

なお、国内共通の主な研修制度・自己啓発支援制度、グローバル共通の研修プログラムは以下の通りです。

国内 研修制度
分類 内容 主な研修
マネジメント
研修
現場マネジメントの強化を図る研修 新任経営基幹職研修、課題強化研修
階層別研修 資格ごとに求める役割・能力の変化を、MBO(目標による管理)をベースに理解し実践につなげることを目的とした研修 新入社員入社時研修、新入社員フォロー研修、入社2年目研修、入社3年目研修、主査昇格時研修
役割別研修 職務上の役割に対し、期待される知識・スキルを習得することを目的に実施する研修 新入社員指導者研修、考課者研修
アセスメント研修 求められる能力に対する診断・啓発計画作成を目的に実施する研修 マネジメント能力アセスメント研修
キャリア開発支援研修 社員一人ひとりが自らのキャリアを見直す機会として自己の棚卸とキャリアプラン検討を目的にした研修 インターミディエイトキャリアプラン研修、ニューキャリアプラン研修、セカンドキャリアプラン研修、セカンドライフプラン研修
重点課題研修 経営上の重点課題の解決を狙いとする研修 女性リーダー研修、英語実務スキル研修、異文化理解研修、海外赴任前研修
職能別研修 職掌・職種ごとの業務遂行に必要な専門知識・技能の習得を目的に実施する研修 本社機能部門、各事業部門主体で実施
国内 自己啓発支援制度
項目 内容
e-ラーニング・通信教育 所定のコースを修了した場合、受講料の半額を補助(上限は設定)
高額外部学習講座受講支援金 中長期でのキャリア形成に役立つMBA/MOTコース、語学スクールなどの高額外部講座受講(10万円以上)に対し、その講座を修了した場合、受講料の半額を支給(上限は設定)
*語学に関しては25%を支給
社内勉強会支援 有志のグループが行う社内勉強会に対し、社内会議室無償貸与と活動支援金(書籍・資料代、軽飲食費)を支給(毎月上限1万円/グループ)
定時後/休日研修会 ビジネスに役立つ知識・スキルの習得から心や体の健康増進まで幅広いテーマを題材とした研修や有識者の講演会・セミナーなど多様な研修会を実施
資格取得奨励金制度 所定の公的資格についてその取得者に資格取得奨励金を支給
グローバル共通研修プログラム(Global Common Training Program)
項目 内容
新入社員研修 企業理念・歴史、会社情報、事業戦略、コンプライアンス・規則など、オムロングループ社員として必要な基礎知識の習得。
新任マネージャ研修 労務管理、財務、規定など、オムロングループの経営基幹職として必要な知識の習得。
新任取締役研修 経営的観点での労務・財務管理、ガバナンス、監査など、オムロングループの取締役・グループ会社経営者として必要な知識の習得。

従業員の発明に対する褒賞

優秀な発明に対する褒賞制度の充実

従業員の発明に対しては、特許法における職務発明の規定に従い、適正な補償または褒賞制度を定めています。

2017年度からは、発明に対する従業員のモチベーションを高め、より優れた特許の創出や出願数の拡大、発案活動の促進、事業や知財戦略の強化を目的とし、新しい発明褒賞制度を導入しました。
新制度では、従来の金銭褒賞、名誉褒賞の拡充に加え、意欲褒賞として、知財活動への貢献を評価する制度を新設しました。個人だけでなく、組織も対象としています。

関連情報

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