オムロンのモバイルロボット「LDシリーズ」がフィンランドの食料品自動宅配サービスで活躍~コロナ禍における、搬送業務の生産性と日常生活の質向上をロボットで貢献~

  • 2020年12月22日
  • オムロン株式会社

*本お知らせはヨーロッパで11月30日に発表したニュースリリースを抄訳したものです。

オムロン株式会社(本社: 京都市下京区、代表取締役社長CEO: 山田義仁)は、フィンランドのヘルシンキにあるショッピングセンターで、パートナーのディマログ社とともに、オムロンのモバイルロボット「LDシリーズ(以下LD)」を活用した、食料品などの自動搬送サービスのトライアルを実施しました。本トライアルでは、LDがショッピングセンターと近くの高層ビルのアパートを行き来することで、在宅勤務をしている人々に昼食や食料品を提供し、コロナ禍での日常生活の質向上に貢献しました。


【口笛を吹きながら、食料品をスーパーマーケットから近隣のアパートに搬送するモバイルロボット】

トライアルの概要
「Home On-Demand」と名付けられた1か月間の自動宅配トライアルは、機動的な物流・搬送ソリューションの開発を目的として、ヘルシンキ市のスマートシティ化に向けた開発会社であるフォーラムビリウム社と建設会社のSRV社が共同で立ち上げたものです。今回の施策(トライアル)には、LDの操作と設定を最適化したオムロンとディマログ社、ムオトヒオモ社に加え、エレベーターメーカーのコーン社、REDIショッピングセンターに出店しているKスーパーマーケット、アパートの居住者にデジタルサービスを提供するアスミ社が参加しました。

トライアルの内容
本トライアルでは、アスミ社のデジタルサービス上で顧客やショッピングセンター内の企業のオンライン注文を受け、商品(主に食料品)をスーパーマーケットのスタッフがLDに積み込みます。LDは口笛を吹いて周りの人に自分が近づいていることを伝えながら、そして狭い通路や人々が動き回る場所でも周りの状況を把握しながら、注文元であるアパートや企業に配達し、顧客に自動で到着を通知します。また、LDは自分でエレベーターを呼び、ビル内を移動することも可能でしたが、火災安全規則のためにドアを閉じたままにしなければならない場合があるため、同行者にドアを開けてもらいました。同行者は大学でサービスデザインを学んでいる学生で、LDが遭遇した問題を報告し、行き交う人々との相互作用を観察しました。フォーラム ビリウム社のカイシ‐・スピリング氏は次のようにコメントしています。「このパンデミックの期間、モバイルロボットは在宅勤務をしている人々に昼食を提供してくれました。ランチタイムには予約で満杯でした。ロボットは、日常生活の質向上に無くてはならないものになっています。」

c1222_1.jpg【スーパーマーケットのスタッフがLDに注文の品を積む様子(左)と、エレベーター待ちをするLD(右)】

オムロンは、独自のコンセプト"i-Automation!"のもと、人と機械が協調する製造現場を目指すことで、搬送業務の生産性を高め、作業者が複雑なヒトのスキルを必要とする他の業務に集中することを実現します。今後も、オムロンは、事業を通じてコロナ禍の日常生活の質を向上する取り組みを模索し続けます。

【LD/HDシリーズの特徴】
簡単に幅広く搬送領域を自動化

事前に走行ルートを定める磁気テープの設置などを必要とせず、人や障害物を自動で回避しながら搭載したAIで最適なルートを自ら考え、決められた場所に部品や製品を搬送するロボットです。軽量搬送の「LDシリーズ」と、世界最重量級の1.5tまで対応する「HDシリーズ」からなる幅広い品揃えで、材料から部品、仕掛品、完成品に至るまで様々な領域のシームレスな搬送を自動化します。

高度な混合フリート
オムロンの「フリートマネージャ」は、可搬重量など異なる種類のオムロン製モバイルロボットを、最大100台まで同時に制御できる業界初のシステムです。フリートマネージャを使用することで、互換性やパフォーマンスを心配することなくすべてのオムロン製モバイルロボットを制御し、トラフィック管理、バッテリー管理、および車両ナビゲーションを最適化することができます。これにより複雑な搬送業務の自動化を実現し、生産性向上に貢献します。

c1222_2.jpg【可搬重量60kgのLD-60(左)】【250㎏のLD-250(中央)】【1.5tのHD-1500(右)】

<モバイルロボット「LDシリーズ」について> https://www.fa.omron.co.jp/products/family/3664/


"i-Automation!" について
オムロンは、製造業のモノづくり現場を革新するコンセプトを"i-Automation!"のもと、次の3つの"i"からなる オートメーションの進化によって製造現場の生産性を飛躍的に高め、付加価値の高いモノづくりの実現を目指しています。「integrated(制御進化)」は、これまで熟練工に頼っていた匠の技を、誰もが簡単に実現できるよう、オートメーション技術を進化させます。「intelligent(知能化)」は、幅広い制御機器とAIを活用し、機械が自ら学習して状態を保全するなど、進化し続ける装置や生産ラインを実現します。「interactive(人と機械の新しい協調)」は、同じワークスペースで人と機械が共に働き、機械が人の動きや考えを理解しアシストするなど、生産現場を知り尽くす制御機器メーカーのオムロンならではの、人と機械の新しい協調関係を提供します。

オムロン株式会社について
オムロン株式会社は、独自の「センシング&コントロール+Think」技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、電子部品、社会システム、ヘルスケア、環境など多岐にわたる事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、いまでは全世界で約30,000名の社員を擁し、約120の国と地域で商品・サービスを提供しています。詳細については、https://www.omron.co.jp/をご参照ください。


本件に関する報道関係からのお問い合わせ先
オムロン株式会社
ブランドコミュニケーション部
TEL: 075-344-7175

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