業界最高クラスの高速性で生産性の向上を実現する 超高速モーションネットワーク「EtherCAT」対応商品を発売 | オムロン
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業界最高クラスの高速性で生産性の向上を実現する 超高速モーションネットワーク「EtherCAT」対応商品を発売

  • 2010年1月29日
  • オムロン株式会社

オムロン株式会社は、下記の新商品を2月1日から発売します。  <イメージ写真>

「SYSMAC CJシリーズ」 EtherCAT(※)対応 位置制御ユニット
  • 形CJ1W-NC281(2軸)/-NC481(4軸)/-NC881(8軸) 計3形式
「OMNUC G5シリーズ」 EtherCAT通信内蔵タイプ ACサーボモータ/ドライバ
  • 形R88D-KN□□L/H/F-ECT-R  計13形式

上記商品は、従来よりも飛躍的に高速化、高機能化し、かつ超高速モーションネットワーク "EtherCAT" に対応した商品です。

近年の製造業、特に半導体・電子部品業界や食品・包装機械などにおいては、タクトタイム向上が製造装置の付加価値を生むことから、装置の制御性能をつかさどるプログラマブルコントローラと、精度を求められるサーボを組み合わせたシステムには、よりいっそうの高速性や高機能、使い易さが求められています。「SYSMAC CJシリーズ」と「OMNUC G5シリーズ」は、こうしたお客様のニーズに応えるため、製造装置の主要部である位置決め制御において制御の高速性を追求するとともに、超高速モーションネットワーク "EtherCAT" を採用しました。これにより、位置決め性能の高速・高精度化とネットワークによる多軸化および省配線化を実現し、お客様のトータルコストダウンに貢献します。

製造装置の高速化には、コントローラから出す指令の高速性だけでなく、サーボモータと組み合わせて双方が持つ高性能部分をフルに引き出すことが不可欠です。生産能力は繰返し実行される位置決め制御の累積時間を短縮することで決まるため、起動時の処理速度と駆動中の速度(モータの最高回転数)を最速にし、停止時の処理時間(モータの整定時間)を短縮させる必要があります。今回発売する位置制御ユニットとACサーボモータ/ドライバは、それぞれのコンポーネントの処理性を大幅に向上し、さらにこれらを高速ネットワーク "EtherCAT" でつなぐことで、「制御性能の向上」を実現しました。

※EtherCATとは : Ethernetベースのリアルタイムを可能としたオープンネットワークです。超高速と同期制御を同時に実現するための動作原理とアーキテクチャを持ち、配線効率を考えたバストポロジーを採用しました。これにより、Ethernetでの課題となっていたハブ、スイッチを多用した複雑な配線形態を解決します。日本でも、製造現場におけるモーション制御を含めたマシン制御用ネットワークとして注目されており、今後の拡大が見込まれています。

主な特長

  1. 高速化による製造装置のタクトタイムの向上
    当社製プログラマブルコントローラCJ2シリーズとEtherCAT対応位置制御ユニットを組み合わせ「EtherCAT」スレーブ機能を搭載した当社製サーボドライバを接続した位置決め制御において、最高0.15ms~0.4ms以内(1軸起動:直接運転時、4軸同時起動:メモリ運転時)の高速起動(当社従来比5倍)を実現します。ネットワーク方式でありながらパルス列タイプの位置制御ユニットと同等の起動時間で動作します。また、サーボドライバ自身も高速追従を実現するため速度応答周波数2kHzに高速化しました。(当社従来比2倍)

  2. 統合ツールによる設計から調整までの立ち上げ工数の削減
    設計から保守までのサポート機能をPLC用サポートツール(CX-Programmer)内に統合。面倒なネットワーク設定も自動化し、ネットワークに接続されているサーボドライバを認識して、セットアップを自動で完了できます。さらに、サーボドライバに対するパラメータ設定やモニタなども一元化し、設計工数の削減に貢献します。加えて、デジタルオペレータ感覚でのパラメータ編集により、立ち上げ・調整時間の短縮にも貢献します。

    EtherCATの通信ケーブルは、市販のEthernetケーブル(カテゴリ5以上)を採用しているため、サーボドライバ・位置制御コントローラ間の省配線化はもちろんのこと、ケーブルの入手性の面でも安心して使用できます。

「SYSMAC CJシリーズ」 EtherCAT対応 位置制御ユニット
  1. 位置制御ユニット単独でのモーション制御により装置の高速化を実現
    メモリ運転機能に条件分岐、繰返し命令、JUMP命令、接点のON/OFFなど位置制御におけるシーケンスを含めた位置決めプログラムが組めます。これによりPLC側のラダープログラムの負荷を低減し位置制御ユニット単独でのモーション制御が実現でき、PLC側のサイクルタイムに影響されることなくユニット単独で位置制御を行うことができます。

  2. 位置制御ユニットの高機能化によりトータルコストダウンを実現
    円弧補間制御、インデックステーブル制御、フィーダ制御など、これまでモーションコントロールユニットを介していた制御が従来の直線補間制御と同様に、位置制御ユニット単独で実現できます。これにより、お客さまのトータルコストダウンに貢献します。

サーボドライバ「OMNUC G5シリーズ」 EtherCAT通信内蔵タイプ
  1. 高速・高精度な制御の実現
    速度応答周波数2kHzという業界トップクラスの応答性をもつG5シリーズにEtherCATのスレーブ機能を搭載し、位置決めにおいて当社従来比5倍の高速起動を実現しました。

    フルクローズド制御機能の搭載と高分解能 20bitインクリメンタルエンコーダに対応しているため、高精度・高応答な位置決めを実現します。また、制振制御機能により、制振周波数を設定し、振動を除去、装置の起動・停止時に発生する振動を抑制し、精密な駆動も実現します。

  2. 簡単調整により立ち上げ工数を低減
    リアルタイムオートチューニング機能により、ゲイン調整時間の短縮が図れます。また、CX-Driveを使用することでサーボのパラメータ設定/転送/照合から、試運転/調整、モニタ/トレースまで充実したサポート機能で、工数低減に貢献します。また、サーボの複数軸での設定や調整もEtherCAT経由で対応可能なため立ち上げを効率化できます。

  3. 幅広い適用性
    装置の剛性や環境、安全性に幅広く対応するため、低剛性から高剛性までの剛性設定を拡大、周波数範囲(100-5000Hz)の拡張、サーボモータの耐環境性(IP67適合:軸貫通部を除く)、安全機能などを標準搭載し、幅広い装置のニーズにお応えします。
    また、グローバル化への対応として電源電圧仕様はAC100V・200V・400Vまで品揃えしています。

価格

EtherCAT対応位置制御ユニット
形式 軸数 標準価格(税抜)
形CJ1W-NC281 2軸 140,000円
形CJ1W-NC481 4軸 200,000円
形CJ1W-NC881 8軸 250,000円
サーボドライバ(「OMNUC G5シリーズ」EtherCAT通信内蔵タイプ):13形式
形式 電源仕様・容量 標準価格(税抜)
R88D-KN□□L-ECT-R AC100V  50W~400W 154,000円~
R88D-KN□□H-ECT-R AC200V 100W~1.5KW 157,000円~
R88D-KN□□F-ECT-R AC400V 600W~1.5KW 204,000円~

今後のシリーズUP予定

最大15kWまでのリリース化を検討しております。

生産工場

オムロン株式会社 草津工場

販売目標台数

位置制御ユニット(CJ1W-NC□81) 5,000台/年
サーボドライバ(OMNUC G5シリーズEtherCAT通信内蔵タイプ)  22,000台/年
詳細お問合せ先
「位置制御ユニット(CJ1W-NC□81)」
オムロン株式会社
インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー
アプリケーション開発センタ  大谷 修史
〒525-0035 滋賀県草津市西草津2丁目2-1
TEL:077-565-5215
「サーボドライバ(OMNUC G5シリーズEtherCAT通信内蔵タイプ)」
オムロン株式会社
インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー
ドライブ事業部 サーボ&ロボット事業推進部  神門 宏三
〒600-8530 京都市下京区塩小路通堀川東入
TEL:075-344-7233