業界初 デュアルタスク処理を可能にし、計測処理、導入・運用プロセスコストを飛躍的に短縮・削減する 視覚センサ デュアルタスクコントローラを発売 | オムロン
  1. ホーム
  2. ニュースルーム
  3. ニュースリリース - 2009年
  4. 業界初 デュアルタスク処理を可能にし、計測処理、導入・運用プロセスコストを飛躍的に短縮・削減する 視覚センサ デュアルタスクコントローラを発売

業界初 デュアルタスク処理を可能にし、
計測処理、導入・運用プロセスコストを飛躍的に短縮・削減する
視覚センサ デュアルタスクコントローラを発売

  • 2009年11月2日
  • オムロン株式会社

オムロン株式会社は、次の新商品を11月4日から発売します。

  • 視覚センサ形FZ3 デュアルタスクコントローラ  形FZ3-900シリーズ
  • 設定最適化ソフトウェアVision Optimizer  形FZ-SWVO

視覚センサ 形FZ3-900シリーズ/パソコン専用設定最適化ソフトウェア Vision Optimizer

<詳細URL> http://www.fa.omron.co.jp/product/special/q-port/vision_s/promotion/feature/fz3/4value.html

近年、FA現場での品質ニーズの高まりにより、画像処理技術を用いた視覚センサの需要が拡大しています。さらに、検査に対する要求レベルは年々、高精度化、高速化しています。
オムロンでは、複数のパーツ(カメラ、照明、ソフト、ディスプレーなど)を組み合わせるなど、相応の知識が無いと使いこなせない画像処理装置をオールインワンの視覚センサとしてコンポーネント化し、その導入のしやすさにより、業界をリードしてまいりました。昨年発売の形FZ3シリーズにおいては、業界最高解像度となる500万画素カメラ対応や独自の画像処理生成技術を搭載。これまで、高分解能が必要な外観検査や、光沢によるハレーションなどにより安定した検査・計測が不可能だった金属表面の検査アプリケーションを可能にし、広く様々な業界の製造ラインで活用されています。
しかし昨年来の急激な市況減速により、市場では、製造ライン集約などの合理化、大幅なコスト削減、人員削減や残業規制に対する業務生産性の向上の取組みを実施し、経営体質の構造改革を図られています。
これに伴い、視覚センサに対するニーズも変化し、従来の検査精度、速度といったセンシング性能部分だけでなく、視覚センサの導入・運用にかかるプロセストータルのコスト削減に関する要求が高まっています。
また比較的市況が良く、成長度が高い太陽電池や2次電池などの新興業界においては、競争他社に先んじた新たな工法確立のために、製造データの収集インフラ充実が急がれています。

これら刻々と変化するものづくり現場のニーズにいち早くお応えするため、今回発売するのがFZ3デュアルタスクコントローラ(FZ3-900シリーズ)です。FZ3-900シリーズは、従来からFZ3シリーズが持つ先進の画像生成テクノロジーはそのままに、業界初となるデュアルタスク処理を実現。検査、計測処理の並列化だけでなく、調整や画像保存といった画像処理検査の全てを完全に並列処理することで、①合理化によるライン集約時の設備稼働率向上や、急激な需要増加に対応できる業界最速の処理速度を実現、②トータルハードウェアコストの削減、③視覚センサ導入・運用プロセスコストの削減、④画像データ収集機能の充実、といった4つの価値をご提供いたします。
さらに、視覚センサの最適なパラメータやモデルの設定を、定量的かつ最短工数で導き出すパソコン専用の設定最適化ソフトウェア「VisionOptimizer」を新発売。最適設定で検査性能を存分に引き出すことにより、導入後の生産ラインの歩留まり向上、生産性の向上に貢献します。進化したオムロン視覚センサのフラッグシップモデル形FZ3シリーズと合わせて現在の市場環境にマッチした新たな価値を提供してまいります。

主な特徴

1. 業界初 デュアルタスクコントローラ

全ての処理を完全並行処理し、従来の2倍の処理を実行できるデュアルメガARCSエンジンを搭載。これまでの業界最速CPUをあますことなく活用し、今までできなかったデュアルタスク処理を実現します。
デュアルタスク処理により実現できる並行処理を、現場のニーズに合わせて自由自在に切替ることができる5つのモードを搭載し、検査処理速度の向上や導入コスト削減に大きな効果を発揮します。

  1. 超高速・業界最速の検査計測処理 【高速モード(計測時間優先モード・トリガ間隔優先モード)】
    ライン集約や、その後の需要増加による稼働率の向上を図る際、視覚センサの処理時間がボトルネックとなる場合がありました。またその際、処理時間を補うために複数の視覚センサを増設して処理を分担することが必要となり、機器の追加設定工数や・導入コストに大きな課題がありました。
    「高速モード」(計測時間優先・トリガ間隔優先)では、デュアルタスク処理により、1つの検査・計測処理プログラムを自動で2分岐処理、または1つの検査・計測項目を並行で処理し、従来比1.5倍~2倍の処理タクトを実現します。ライン集約時や稼働率向上など様々な生産変動に対応することができます。
  2. 1コントローラで2台分の検査を実施 【2ラインランダムトリガモード】
    従来の画像処理では、2つの独立したラインもしくは2つの個所の検査処理を独立してすることができないため、必ず2つのコントローラが必要でした。
    「2ラインランダムトリガモード」では、2つの検査を独立して処理することが可能です。これにより機器・設備のトータルハードウェアコスト、設置スペースの削減を実現します。
  3. ダウンタイムゼロで設定調整 【ノンストップ調整モード】
    生産品のばらつきや、外部環境の変化などの要因により検査の誤判定が発生した際、原因の確認・設定の再調整が必要です。従来の視覚センサでは計測処理と調整を並列で実施できないため、ラインを停止したり、一時的に検査を止めて未検査品をストックし、その後前工程に再投入する、もしくは目視検査を人手で行っていたため、生産性の低下やロスコストが発生していました。
    「ノンストップ調整モード」では、計測と調整を同時に行うことが可能になりました。これにより、生産性を維持しつつ、ロスコストを発生させずに誤判定の要因特定と設定再調整を実施できます。また新搭載の「NG分析ツール」を使うことで、誤判定の要因特定・設定再調整のプロセスを、早く、確実に行うことが可能になります。
  4. 計測画像を大量・高速に保存 【高速ロギングモード】
    昨今市場の設備投資は、新興産業、もしくは画期的な新商品に集中しています。このとき、新しい工法を早期に確立するために、生産品の傾向や不良品発生時のデータを速く確実に分析していくことが必要とされます。しかし、従来の視覚センサでは検査結果を高速・大量に保存できないため、分析するための材料が少なく、新工法確立に時間がかかっていました。
    「高速ロギングモード」では、計測と画像ロギングの並列処理を可能にしました。また高速・大容量HDDへ接続し、より高速・大量の画像保存が可能になります。これにより、計測画像を全数保存することができ、新しい工法の早期確立にお役立ちします。
2. 設定最適化ソフト「VisionOptimizer」

視覚センサ導入後の安定検査を実現するうえで、事前のパラメータ設定調整やモデル登録は非常に重要です。しかしながらこの設定検証が不十分なために、導入後の誤判定により歩留まりが低下したり、またはこの設定・検証に莫大な時間をかけるために、立上げ期間の長期化や、業務生産性の停滞を招くことがありました。
設定最適化ソフト「VisionOptimizer」では、大量の保存画像を活用し、設定パラメータやモデルの大量の組合せ検証と統計結果処理を、パソコン上で自動に行うことが可能です。これにより、安定した検査品質による歩留まり向上と、設定工数・立上げ工数の大幅削減、設定の定量化・ノウハウ化を実現します。

初年度販売計画

30億円

価格

オープン価格

詳細お問い合わせ先
オムロン株式会社
インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー
オートメーションシステム統轄事業部 
アプリセンサ事業部
プロダクトマネージャー 辻永 順太 (担当 小原 正寛)
〒600-8530 京都市下京区塩小路通堀川東入
TEL:075-344-7068