基板実装の印刷工程に用いられる「はんだペーストのみえる化」を実現する デジタルペーストチェッカを発売 | オムロン
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基板実装の印刷工程に用いられる「はんだペーストのみえる化」を実現する
デジタルペーストチェッカを発売

  • 2009年8月28日
  • オムロン株式会社

オムロン株式会社は、次の新商品を9月11日から発売します。


形4AA05-SPCH20
 
測定結果

近年、電子機器の小型化・高性能化・高機能化、実装ラインの高度化に伴い、基板実装における搭載チップの微小化、高密度実装化がますます進んでいます。加えて、環境対応の加速により、はんだ材料の鉛フリー化が進んでいます。
このように、実装技術や材料の進化に伴い、安定した製造品質を実現するための影響要素となる4M(Man、Machine、Material、Method)の管理がますます求められています。

「Material(材料)」のみえる化の重要性

基板実装における4Mのひとつ「Material」に着目すると、はんだペーストの品質管理が課題となっています。はんだペーストは印刷すると酸化し粘度が増すため、はんだ印刷においてかすれやはんだぬれ不良といった、実装品質に影響を及ぼします。しかしながら、はんだペーストの材料組成についてはメーカまかせであり、ブラックボックスとなっています。材料選定では定性的な評価しかされず、直接的な品質管理ができず、時間計測による代替管理をせざるを得ませんでした。また、はんだペーストの劣化を、粘度の変化を見ることで間接的に管理する方法もありますが、測定時間が30分以上かかるうえ精度が低く、必ずしも最適なものではありませんでした。さらにこうした管理は人によって行われていたため、ばらつきが生じていました。

はんだペーストのみえる化を実現

はんだ印刷工程においては、安定した印刷性とはんだづけ性が重要です。しかし、はんだ印刷時に、はんだペーストは酸化して金属塩(※)が生成されます。この金属塩がはんだペーストのかすれやぬれムラといった悪影響を及ぼすため、印刷工程の品質低下につながります。そこで、金属塩の生成状況をFT-IR(赤外線分光)を使ってモニタできるデジタルペーストチェッカーを開発しました。これにより従来は人によってばらつきのあったはんだペーストの品質劣化状態の管理を定量化することが可能となりました。最適なはんだペーストの選定ができ、しかも、測定時間が数分で済むため、迅速な定量管理を実現できます。これにより印刷工程の品質が向上します。

実装業界のお客さまの課題であった、「Material」の管理。これからはカン・コツ・経験に頼らない、はんだペーストの品質の見える化を実現し、実装品質の向上にお役立ちしていきます。また、品質に裏づけされたはんだの廃棄量のコントロールによりはんだのロスコスト削減にも寄与し、環境に優しい高品質なものづくりの実現に貢献していきます。

(※)金属塩とは
はんだの経時変化で、発生するもの。および金属塩の生成量は粘度の高さ、はんだボール発生率と相関関係にある。


<金属塩と粘度の関係>
 
<金属塩とはんだボールの関係>

標準価格

オープン価格

販売目標

年間20台

生産工場

綾部工場

詳細お問合せ先
オムロン株式会社
インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー
センシング機器統轄事業部 ビジョンシステム事業部
谷上昌伸
〒600-8530 京都市下京区塩小路通堀川東入
TEL:075-344-7055