財団法人 立石科学技術振興財団 第20回助成金贈呈テーマと贈呈式のお知らせ | オムロン
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財団法人 立石科学技術振興財団
第20回助成金贈呈テーマと贈呈式のお知らせ

  • 2009年5月8日
  • オムロン株式会社

財団法人 立石科学技術振興財団(理事長:立石信雄・オムロン株式会社相談役、所在地:京都市下京区塩小路通堀川東入南不動堂町801番地)は、平成21年度の助成テーマを決定し、第20回助成金贈呈式を5月12日(火)午後3時よりグランドプリンスホテル京都にて行います。

本年度は、研究に対する助成として26テーマ、国際交流前期(後期は9月下旬決定)に対する助成として6テーマを、選定・決定いたしました。今回の助成金額は総額5,824万円です。また、第1回からの助成累計額は10億7,939万円となりました。(助成対象テーマおよび代表者については、次ページ以降を参照下さい。一部抜粋しております。)

第20回助成件数および金額 内訳:
研究助成26件 5,658万円、国際交流前期助成6テーマ 166万円
第1回から今回までの助成件数および助成累計額 内訳:
研究助成429件 9億9,752万円、国際交流助成202件 7,540万円、
国際会議等助成11件 647万円

当財団は、1990年にオムロン株式会社の出捐と、故立石一真(当社創業者)、故立石孝雄(当社元代表取 締役会長)がそれぞれ保有するオムロン株式会社の株式を拠出して設立したものです。活動目的は、エレクトロニクスおよび情報工学の分野で、人間と機械の調和を促進する研究および国際交流に対し助成を行い、技術革新と人間重視の両面から真に最適な社会環境の実現に寄与することです。(財団の概要は、5/6ページを参照下さい)

また、当財団では、来年度に設立20周年を迎えることを記念して、新たに「立石賞」(Tateisi Prize)を創設し、第1回(平成22年度)候補者の募集を開始しました。立石賞は、エレクトロニクスおよび情報工学の分野で、技術革新によって人間と機械の調和の促進に顕著な業績を上げた個人を顕彰対象としています。
顕彰金額は総額2,000万円、計4名程度への贈呈を予定しています。(立石賞の概要は、6/6ページを参照下さい)

オムロン株式会社は、「企業は社会の公器である」という基本理念のもと、多様なステークホルダーと対話し信頼関係を構築する、ステークホルダー経営を実践しています。当財団もこうした趣旨に基づいて活動しており、オムロン株式会社の企業市民活動の一環として、今後もより一層、社会に貢献することを目指してまいります。

平成21年度研究助成課題(五十音順)

  申請者氏名 申請者の所属期間名・職名 申請課題名
1 石井 抱 広島大学 工学研究科 複雑システム工学専攻
教授
喉頭高速ビジョンスコープによる声帯振動のリアルタイム音声下の研究
2 石橋 孝昭 熊本電波工業高等専門学校 情報通信工学科
助教
時々刻々と変動する音環境下での音源分離
3 内山 良一 岐阜大学大学院 医学系研究科 医療情報学分野
准教授
大規模脳MRA画像を用いた未破裂動脈瘤検出技術の高度化とその実用化システムの開発
4 岡本 英治 東海大学 生物理工学部 生体機能科学科
教授
完全埋込型人工心臓用生体共振式体内-体外間通信システムの開発
5 尾関 基行 京都工芸繊維大学 情報工学部門
助教
粒子フィルタを用いた注意の相互制御による注視動作モデルの検討
6 小野 崇人 東北大学大学院 工学研究科
教授
環境モニタリングのためのマイクロ化赤外分光器
7 梶本 裕之 電気通信大学 電気通信学部
准教授
柔軟性と周波数応答性を両立した皮膚感覚ディスプレイによる「生物感」の提示
8 上林 清孝 筑波大学大学院 システム情報工学研究科
助教
ロボットによる歩行支援が通常歩行時の歩容に及ぼす影響
9 嵯峨 智 東北大学大学院 情報科学研究科
助教
ダイラタンシを利用した汎用的触覚ディスプレイの研究
10 坂本 眞一 滋賀県立大学 工学部 電子システム工学科
准教授
未活用エネルギーを利用した熱音響発電システムに向けた基礎研究
11 佐竹 純二 豊橋技術科学大学 工学部 情報工学系
助手
視覚移動ロボットと環境カメラの協調による複数人物追跡
12 関野 正樹 東京大学大学院 新領域創生科学研究科
助教
強磁場MRIにおける高周波電流分布の画像計測に関する研究
13 園田 潤 仙台電波工業高等専門学校 電子工学科
准教授
高精度高速シミュレーションと実環境数値モデルによる電波環境可視化システム
14 武居 昌宏 日本大学 理工学部 機械工学科
准教授
マイクロ・プロセス・トモグラフィーによる高濃度多次元バイオチップの開発
15 田中 完爾 福井大学 工学部 知能システム工学科
准教授
遠隔監視ロボットのための対話的な監視画像データベースの開発
16 辻 俊明 埼玉大学大学院 工学研究科
助教
人間支援機器の高能率化のための触覚信号処理
17 鳥越 秀峰 東京理科大学 理学部 応用化学科 鳥越研究室
准教授
糖尿病発症の危険性を電気化学的手法で効率的に診断するための新規デバイスの開発
18 中川 誠司 (独)産業技術総合研究所 人間福祉医工学研究部門 
くらし情報工学グループ 主任研究員
快適な仮想現実の構築のための動揺病発生メカニズムの解明
19 東森 充 大阪大学大学院 工学研究科
准教授
高速ハイパーヒューマン技術に基づくレオロジー物体のダイナミック塑性変形分布制御
20 藤原 清悦 聖マリアンナ医科大学 生理学教室
助教
海馬-前頭前野神経活動を基に駆動する脳-機械インターフェースの基礎的検討
21 松永 信智 熊本大学大学院 自然科学研究科 情報電気電子工学専攻
准教授
人間の操舵特性・認知特性を考慮した次世代SBW制御系の構築
22 美濃島 薫 (独)産業技術総合研究所 計測標準研究部門 
長さ計測科長さ標準研究室 室長
超短パルスレーザーによる光コムを用いた高度距離センシング技術の研究
23 柳谷 隆彦 名古屋工業大学大学院 工学研究科 機能工学専攻 計測分野
助教
圧電薄膜を用いた非侵襲的生体計測MEMSセンサの開発
24 葭田 貴子 東京大学 工学部 システム創成学科
特任研究員
視覚的に観察される自己身体部位に対して自分が動作行為主体だと感じられる脳の要件
25 吉村 哲 秋田大学 工学資源学部 附属環境資源学研究センター
准教授
新規な規則合金および磁化配列を有する時期抵抗薄膜による医療用微小磁気ビーズの検出
26 鈴木 達也 名古屋大学大学院 工学研究科 機械理工学専攻
教授
ハイブリッドシステム論が拓く人間機械学の新展開

研究助成件数 26件  合計 5,658万円

平成20年度後期および平成21年度前期 国際交流助成課題

平成20年度後期国際交流助成

(1)派遣

  申請者氏名 申請者の所属期間名・職名 派遣先研究集会・主催名
1 岩村 雅一 大阪府立大学大学院 工学研究科
助教
Document Recognition and Retrieval XVI 
主催:IS&T/SPIE
2 島田 敬士 九州大学大学院 システム情報科学研究院
助教
The 19th International Conference on Pattern Recognition 第19回パターン認識に関する国際会議
主催:International Association for Pattern Recognition (IAPR) パターン認識国際協会
3 菅野 裕揮 京都大学 情報学研究科 通信情報システム専攻
博士後期課程 
2008 IEEE ASIA PACIFIC CONFERENCE ON CIRCUITS AND SYSTEMS - APCCAS 2008
主催:The IEEE Circuits and Systems Society in Region 10, IEEE Macau Section and Chipidea Microelectronics (Macao)
4 長原 一 大阪大学大学院 基礎工学研究科
助教
European Conference on Computer Vision (ECCV2008)
主催:Jean Ponce, Ecole Normale Supérieure / UIUC
5 橋本 直 九州工業大学大学院 工学研究科 機械知能工学専攻
制御工学分野 博士課程
The IEEE International Conference on Systems, Man,and Cybernetics 2008 
主催:IEEEE
6 早坂 良 秋田県立大学大学院 システム科学技術研究科
博士課程
2008年度米国機械学会・機械工学国際会議  (2008 ASME International Mechanical Engineering Congress & Exposition)
主催:米国機械学会
7 松尾 一矢 九州大学大学院 システム情報科学研究府
知能システム学専攻 博士後期課程
The 7th IEEE International Conference on Sensors (IEEE Sensors 2008)
主催:The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc. (IEEE)

(2)特別招聘

  申請者氏名 申請者の所属期間名・職名 招聘する国際会議/被招聘者名/講演
1 垰田 和史 滋賀医科大学 社会医学講座 予防医学
准教授
日本産業衛生学会 国際フォーラム
Jeanette Sdrinis Australian Nursing Federation,Occupational Health And Safety
招待講演:オーストラリアの腰痛予防対策の改革紹介

(3)一般招聘

  申請者氏名 申請者の所属期間名・職名 招聘する国際会議/被招聘者名/講演
1 芦田 文博 島根大学 総合理工学部 電子制御システム工学科
教授
ACMFMS 2008 (機能性材料と構造物の力学に関するアジア会議)
Om Prakash Niraula(オム プラカシュ ニラウラ)(ネパール国立トリブヴァン大学理学部物理学科・講師)ネパール
論文発表:Thermopiezoelastic Strip with an Edge Crack Considering the Coupling Effect
(刃状き裂を有する圧電セラミックス平板の連成熱応力解析)
平成20年度後期国際交流助成
助成件数 9件 助成額総額 242万円
平成20年度国際会議開催等支援助成
  申請者氏名 申請者の所属期間名・職名 国際会議等の名称
1 圓福 敬二 九州大学大学院 システム情報科学研究院
電気電子システム工学部門 教授
第12回国際超伝導エレクトロニクス会議
2 太田 和夫 電気通信大学 電気通信学部 情報通信工学科
情報通信基礎学講座 教授
第3回 セキュリティ国際ワークショップ IWSEC2008
Third International Workshop on Security
3 大槻 知明 慶應義塾大学 理工学部 情報工学科
准教授
International Workshop on Vision, Communications and Circuits
4 杉本 晃宏 国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系
教授
The 3rd Pacific-Rim Symposium on Image and Video Technology(PSIVT2009)
5 徳田 英幸 慶應義塾大学 環境情報学部
教授
第7回パーベイシブコンピューティング国際会議 (Pervasive 2009)
6 永井  清 立命館大学 理工学部ロボティクス学科
教授
11th IEEE International Conference on Rehabilitation Robotics 2009(ICORR 2009)
7 橋口 原 静岡大学 電子工学研究所 ナノ構造解析応用分野
教授
The 25th SENSOR SYMPOSIUM
8 松尾 徳朗 山形大学大学院 理工学研究科
准教授
ACIS International Workshop on e-Activity
9 山田 伸志 放送大学 山梨学習センター
所長
第13回 低周波音と振動国際会議/実行委員長
10 年吉 洋 東京大学 生産技術研究所 マイクロメカトロニクス国際研究センター
准教授
NAMIS国際スクール開催
11 マリア・P・池田 京都情報大学院大学
准教授
コンピュータやICT関連分野を選ぶ女性の意思決定プロセスの分析:日本とチェコ共和国の事例
助成件数 11件 助成額総額 合計647万円
平成21年度前期国際交流助成

(1)派遣

  申請者氏名 申請者の所属期間名・職名 派遣先研究集会・主催名
1 円谷 友英 高知大学
教育研究部 人文社会科学系
准教授
2009 IFSA Word Congress 2009 EUSFLAT Congress
2 西原 陽子 東京大学大学院 
工学系研究科
助教
the 13th International Conference on Human-Computer Interaction
3 橋爪 絢子 筑波大学大学院 
人間総合科学研究科
博士課程 後期1年
The 13th International Conference on Human-Computer Interaction, (HCI International 2009)
4 韓 承鎬 電気通信大学 
電子工学科
助教
International Conference on Communications (ICC)
5 松田 隆宏 東京大学大学院 
情報理工学系研究科 
電子情報学専攻
博士課程 1年
RSA Conference 2009, Cryptographer's Track (CT-RSA 2009)
6 楊 家家 香川大学大学院
工学研究科 
知能機械システム工学専攻
博士課程 後期1年
2009 IEEE/CME International Conference on Complex Medical Engineering(CME2009)

(2)特別招聘

  申請者氏名 申請者の所属期間名・職名 招聘する国際会議/被招聘者名/講演
なし

(3)一般招聘

  申請者氏名 申請者の所属期間名・職名 招聘する国際会議/被招聘者名/講演
なし
助成件数 6件 助成額総額 合計166万円

平成21年度(第20回)助成金贈呈式<代表的な研究助成の抄録>

NO. 901 鈴木 達也(名古屋大学大学院:教授)

研究課題:ハイブリッドシステム論が拓く人間機械学の新展開

人間の行動は通常、「認知」「判断」「動作」の各フェーズから構成され、これらの各フェーズが人間と機械の間で複合的なインタラクションを有する高次人間機械系に対する設計論の必要性が高まっている。申請者らのグループはこれまで、判断が主に離散的かつ事象駆動的な数理表現で、また動作が連続的かつ時間駆動的な数理表現でモデル化できる点に着目し、連続・離散ハイブリッドシステム理論に基づいた判断・動作系の統一的モデル化手法を提案した。一方、高次人間機械系においては、人間と機械が同一の判断特性を有することが不可欠であり、この判断特性の整合性に適切な動作アシストが加わってはじめて親和性の高い人間機械系が実現できる。本研究では、このような人間機械系を「判断特性共有型人間機械系」と呼ぶこととし、高次人間機械系における重要な設計原理と位置づける。本研究では、ハイブリッドシステムモデルに基づいた行動モデリングに関する最新の成果をこの設計原理と融合することで、革新的な高次人間機械系の設計論を創出することを主目的とする。

NO. 77 関野 正樹(東京大学大学院:助教)

研究課題:強磁場MRIにおける高周波電流分布の画像計測に関する研究

近年の超電導技術の進歩により、磁場強度10T(テスラ)を超える大型超電導磁石を用いた医療用MRI(magnetic resonance imaging)装置の開発が、現実味を帯びてきた。この装置は、10μmに迫る超高分解能と、代謝などの従来に無い画像情報を提供することで、診断技術のブレークスルーとなることが期待されている。この装置の開発において、人間と機械の調和の観点から最大の課題の一つが、強磁場MRI装置に特有の、人体の発熱による安全性の問題である。本研究では、発熱の原因である人体内の高周波電流をモニターするための新たな手法を提案し、発熱を抑制するための基礎データを得ることを目的とする。

NO. 40 美濃島 薫(独立行政法人 産業技術総合研究所:室長)

研究課題:超短パルスレーザーによる光コムを用いた高度距離センシング技術の研究

人間と機械を遠ざけ調和を阻害している要因として、「思うように動かない」ことが挙げられる。その解決法のひとつは、機械の動きを正確に全て把握することである。
本研究の目的は、超短パルスレーザーという高機能な光源を用いて、高精度、高効率な高度センシング技術を開発することである。多次元性と精密性を兼ね備えた光源を用いることで、高精度なセンシングに伴う膨大なデータ処理なしに、計測自体から直接的に精密な結果を得ることができれば、人間と機械の双方にとって省力化につながる。
それにより、高度なセンシングをあらゆる場面に導入できるようになれば、機械の挙動が正確に把握でき、安心して機械と向き合えるものと期待できる。

財団法人 立石科学技術振興財団の概要

名称
:財団法人 立石科学技術振興財団
所在地
:京都市下京区塩小路堀川東入南不動堂町801番地
設立年月日
:平成2年3月6日
事業内容
:(1)
エレクトロニクスおよび情報工学の分野で、人間と機械の調和を促進するための研究に対する助成
(研究助成(A) 20件程度、250万円以下/件)
(研究助成(B)  2件程度、500万円以下/件)
(2)
エレクトロニクスおよび情報工学の分野で、人間と機械の調和を促進するための国際交流に対する助成
(研究者の海外派遣及び外国人研究者の招聘、助成10件程度/年、派遣40万円以下/件、招聘50万円以下/件)
(3)
エレクトロニクスおよび情報工学の分野で、人間と機械の調和を促進するための研究成果の普及
(助成した研究結果を年1回発行)
(4)
その他この法人の目的を達成するために必要な事業
事業年度
:毎年4月1日から翌年3月31日まで
役員
:理事長 立石信雄(オムロン株式会社 相談役)
 常務理事 田中 敏文
 他9名
基本財産
:現金11億円とオムロン(株)株式2,625,000株
主務官庁
:文部科学省

第1回(平成22年度)立石賞の概要

  1. 設立の目的
    オムロン株式会社創業者立石一真氏および当財団の初代理事長立石孝雄氏の産業・技術の発展に対する功績および人材の育成に対する貢献を記念して設立しました。
  2. 対象者および賞の種類
    顕彰の対象者は、エレクトロニクスおよび情報工学の分野で、人間と機械の調和を促進し、技術革新と人間重視の視点において顕著な業績をあげた個人で、次のとおりとします。
    (1)過去に本財団の研究助成を受け、顕著な研究業績をあげた者。
    (2)当財団の趣意に沿った日本発の研究・技術で顕著な業績をあげた者。
    前項(1)に対するものを立石賞功績賞(Tateisi Prize, Achievement Award)と称し、前項(2)に対するものを立石賞特別賞(Tateisi Prize, Grand Award)と称します。
  3. 顕彰
    顕彰は、賞状・賞牌及び賞金(500万円)をもって行います。立石賞は隔年実施とし、1回につき立石賞功績賞2名程度、立石賞特別賞2名程度、合計4名程度への贈呈を予定しております。ただし、該当者がいない年度においては顕彰を実施いたしません。
  4. 第1回募集期間
    平成21年4月1日~平成21年6月30日(消印有効)
  5. 贈呈式
    平成22年5月(予定)
詳細お問合せ先
財団法人 立石科学技術振興財団 
事務局長 進藤 仁志
〒600-8234 京都市下京区塩小路堀川東入南不動堂町801番地
TEL:075(365)4771 
http://www.tateisi-f.org