財団法人 立石科学技術振興財団 第19回助成金贈呈テーマと贈呈式のお知らせ | オムロン
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財団法人 立石科学技術振興財団
第19回助成金贈呈テーマと贈呈式のお知らせ

  • 2008年5月8日
  • オムロン株式会社

財団法人 立石科学技術振興財団(理事長:立石信雄・オムロン株式会社相談役、所在地:京都市下京区塩小路通堀川東入南不動堂町801番地)は、平成20年度の助成テーマを決定し、第19回助成金贈呈式を、5月14日(水)午後2時よりグランドプリンスホテル京都にて行います。

本年度は、研究に対する助成として33テーマ、国際交流前期(後期は9月下旬決定)に対する助成として7テーマを、選定・決定いたしました。今回の助成金額は総額7,801万円です。また、第1回からの助成累計額は10億1,226万円となりました。

第19回助成件数および金額 内訳:
研究助成33件 7,584万円、国際交流前期助成7件 217万円
第1回から今回までの助成件数および助成累計額 内訳:
研究助成403件 9億4,094万円、国際交流助成187件 7,132万円

立石科学技術振興財団は、1990年にオムロン株式会社の出捐と、故立石一真(当社創業者)、故立石孝雄(当社元代表取締役会長)がそれぞれ保有するオムロン株式会社の株式を拠出して設立したものです。その目的は、エレクトロニクスおよび情報工学の分野で、人間と機械の調和を促進する研究、および国際交流に対し助成を行い、技術革新と人間重視の両面から真に最適な社会環境の実現に寄与することです。

オムロン株式会社は、「企業は社会の公器である」という基本理念のもと、多様なステークホルダーと対話し信頼関係を構築する、ステークホルダー経営を実践しています。立石科学技術振興財団もこうした趣旨に基づいて活動しており、オムロン株式会社の企業市民活動の一環として、今後もより一層、社会に貢献することを目指してまいります。

平成20年度研究助成課題(五十音順)

  申請者氏名 申請者の所属期間名・職名 申請課題名
1
石光 俊介 広島市立大学大学院 
情報科学研究科 システム工学専攻
准教授
体内伝導インターフェース装置の開発
2
井上 貴浩 岡山県立大学 情報工学部 
スポーツシステム工学科
助教
拇指中手骨関節の動的バイオメカニカル構造の優位性の解明とロボットハンドへの応用
3
今井 晋二 滋賀医科大学 
リハビリテーション部
准教授
関節軟骨再生のための骨髄多機能幹細胞刺激装置の開発
4
岩橋 直人 (独)情報通信機構 第二研究部門・知識創成コミュニケーション研究センター
専門研究員
人間とロボットの安全・安心なインタラクションのための動作の言語化技術の研究
5
大倉 和博 広島大学大学院 工学研究科 
機械システム工学専攻
教授
永続的人工進化に基づく協調マルチロボットシステムの開発
6
大槻 知明 慶応義塾大学 
理工学部 情報工学科
准教授
不均一電波伝搬環境における事前知識不要な低演算量位置推定法
7
北原 照代 滋賀医科大学 社会医学講座 
予防医学部門
講師
手話アニメーションを用いた聴覚障害者に対する乳がん検診受診支援システムの研究
8
金 享燮 九州工業大学 工学部
准教授
胸部MDCT画像の経時差分法の開発と病変部候補領域の抽出
9
工藤 博幸 筑波大学大学院 システム情報工学研究科 コンピュータサイエンス専攻
准教授
患者にやさしい次世代CT装置の構成方式
10
久間 英樹 松江工業高等専門学校 
電子制御工学科
准教授
人と協調動作する石見銀山遺跡調査ロボット用マニピュレータに関する研究
11
柴田 智広 奈良先端科学技術大学院大学 
情報科学研究科
准教授
乗物の加速・減速中における錯覚現象に関する基礎的研究
12
島田 邦雄 福島大学 共生システム理工学類
准教授
視覚障害者や人工手足使用者のための新しいMCFセンサを使った義肢システムの開発
13
庄司 英一 福井大学大学院 工学研究科 
知能システム工学専攻
准教授
伸縮性電極の接合によるイオノマー系化学アクチュエータの創製と運動性能
14
関根 一光 徳島大学大学院 
ヘルスバイオサイエンス研究部
助教
ファイバー状形状記憶合金を応用した低浸襲な消化管蠕動運動デバイスの開発研究
15
瀬戸 文美 千葉工業大学 
未知ロボット技術研究センター
研究員
人間と共存・協調するロボットアームの動作生成手法の開発
16
高野 千尋 お茶の水女子大学大学院 
人間文化創成科学研究科
研究院 基礎部門 リサーチフェロー
Time-lapse画像を用いた生体情報計測デバイス
17
高橋 宏和 東京大学 先端科学技術研究センター
講師
情動センシング用Brain-Computer Interfaceの基盤技術
18
田中 聡久 東京農工大学大学院 共生科学技術研究院 先端電気電子部門
准教授
多チャンネル脳波からの効率的な律動信号抽出法
19
田村 宏樹 宮崎大学 工学部
助教
学習機能をもつ小型表面筋電位計測装置の開発
20
唐山 英明 東京大学大学院 
情報理工学系研究科
特任助教
脳波による新しいライフログ検索技術
21
野田 賢 奈良先端科学技術大学院大学 
情報科学研究科
准教授
プラントオペレータの認知情報処理モデルによるヒューマンエラー解析と事故予防策立案
22
枦 修一郎 東北大学 電気通信研究所
助教
福祉支援用機器の直感的制御を可能にするマン-マシン入力インターフェースの開発
23
原 武史 岐阜大学大学院 医学系研究科
准教授
脳X線CT画像の標準化による救急医療のための脳画像解析システムに関する研究
24
番 浩志 京都大学 こころの未来研究センター
助教
網膜部位再現性を利用した視覚関連fMRI脳活動の表示・解析手法の開発
25
久門 尚史 京都大学大学院 工学研究科 
電気工学専攻
准教授
時間解像度と量子化レベルを関連付けた適応的信号表現アルゴリズムのハード化
26
松本 光春 早稲田大学 理工学術院 
先進理工学部
助教
人との共存を目指したロボットの聴覚機構の開発
27
三浦 弘樹 一関工業高等専門学校 
制御情報工学科
講師
残存機能を十分に活かすためのリハビリ機器と運動解析技術の統合化
28
宮本 浩一郎 東北大学大学院 工学研究科 
電子工学専攻
助教
半導体化学センサを用いた細胞単層幕の薬物透過特性評価法の開発研究
29
村上 俊之 慶応義塾大学 理工学部 
システムデザイン工学科
教授
筋肉のスチフネス変化と加速度制御に基づいた人と移動機械システムの協調制御
30
望山 洋 筑波大学大学院 
システム情報工学研究科
准教授
柔軟物の力学的機能を活用した瞬発力によるアシストデバイスの研究
31
山越 健弘 金沢大学大学院 自然科学研究科
特任准教授
経時的差分体表面温度を用いた新規運転ストレス評価法に関する研究
32
山下 淳 静岡大学 工学部 機械工学科
助教
単眼全方位カメラを用いた環境モデリングによる人間への任意視点映像提示の研究
33
横山 修子 大阪大学大学院 基礎工学研究科 
機能創成専攻
特任研究員
テラヘルツ・スタンダードコム内蔵型周波数カウンターの開発

研究助成件数 33件  合計 7,584万円

平成19年度後期および平成20年度前期 国際交流助成課題

平成19年度後期助成
(1)派遣  
  申請者氏名 申請者の所属期間名・職名 派遣先研究集会・主催名
1
湊 純子 徳島大学大学院 工学研究科 情報システム工学専攻 The 10th IASTED International Conference on Intelligent Systems and Control –ISC2007-
主催者名:IASTED(International Association of Science and Technology for Development)
2
渡辺 寛望 山梨大学大学院 医学工学総合教育部 人間環境医工学専攻 2007 IEEE International Conference on Systems, Man and Cybernetics
主催者名:IEEE
3
亀田 幸季 弘前大学大学院 理工学研究科 安全システム工学専攻 IEEE-RAS 7th International Conference on Humanoid Robots 
主催者名:IEEE
4
衣川 尚臣 東北大学大学院 工学研究科 電子工学専攻 2007 IEEE International Ultrasonics Symposium (2007年 米国電気電子学会(IEEE)国際超音波シンポジウム)
主催者名:IEEE Ultrasonics, Ferroelectrics, and Frequency Control Society
(米国電気電子学会(IEEE) 超音波,強誘電体,周波数制御に関する分科会)
5
槇田 諭 横浜国立大学大学院 工学府 システム統合工学専攻 The 2007 IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems
(知能ロボットとシステムに関する国際会議)  主催者名:IEEE/RSJ

(2)特別招聘

  申請者氏名 申請者の所属期間名・職名 招聘する国際会議/被招聘者名/講演
1
田口 常正 山口大学大学院
理工学研究科
第1回「白色LEDと個体照明」 国際会議に Ian T.Ferguon(イアン ファーグソン)
School of Electrical and Computer Engineering, School of Material Scince and Engineering, Director,
FRP Next Generation Lighting, Georgia Instiute of Technology, Professor
招待講演:Biology effect for human body using White LED Lighting
(3) 一般招聘  
  申請者氏名 申請者の所属期間名・職名 招聘する国際会議/被招聘者名/講演
1
立石 哲也 独立行政法人 
物質・材料研究機構
第1回アジアバイオマテリアル学会
樊 渝江(四川大学・教授) 中国
招待講演:Development of Nano-Structred Scaffolds for Tissue Engineering
(再生医工学のためのナノ足場材料の開発)
平成19年度後期国際交流助成
助成件数 7件 助成額総額 155万円
平成20年度前期助成

(1)派遣

  申請者氏名 申請者の所属期間名・職名 派遣先研究集会・主催名
1 泉 隼人 関西大学大学院 工学研究科 総合工学専攻
大学院生
Asia-Pacific Conference on Transducers and Micro-Nano Technology 2008(APCOT 2008) 主催:Ming-Chiao Lai,Yonhua Tzeng,Yu-Cheng Lin
2 田中 智行 広島大学大学院 工学研究科 社会環境システム専攻
助教
8th World Congress on Computational Mechanics(WCCM8) 5th European Cngress on Oomutational Methods inApplied Sciences and Engineering(ECCOMAS2008) 主催:IACM ECCOMAS
3 西出 俊 京都大学大学院 情報学研究科 知能情報学専攻
博士課程
2008 IEEE International Conference on Robotics and Automation 主催:IEEE
4 Pitoyo Hartono 公立はこだて未来大学 情報アーキテクチャ学科
准教授
The 18th International Conference on Artificial Neural Networks(ICANN08) 主催:Institute of Computer Science,Academy of Science of the Czech Republic European Neural Network Society International Neural Network Society Japanese Neural Network Society
5 松尾 徳朗 山形大学大学院 理工学研究科
准教授
IEEE/ACIS International Conference on Computer and Information Science 2008 主催:IEEE
6 矢入 健久 東京大学 先端科学技術研究センター
准教授
IEEE International Conference on Robotics and Automation(ICRA)(ロボット工学と自動化に関する国際会議) 主催:IEEE

(2) 特別招聘

  申請者氏名 申請者の所属期間名・職名 招聘する国際会議/被招聘者名/講演
1 鈴木 幸司 室蘭工業大学 情報工学科
教授
2008 IEEE Conference on Soft Computing in Industrial Applications (SMCia /08)にイリノイ大学David Goldberg教授を招聘
基調講演:『Genetic Alogorithm and Industrial Applications』

(3) 一般招聘

  申請者氏名 申請者の所属期間名・職名 招聘する国際会議/被招聘者名/講演
1 なし
平成20年度前期国際交流助成
助成件数 7件 助成額総額 合計217万円

平成20年度(第19回)助成金贈呈式<おもな研究助成の抄録>

No.39 今井晋二(滋賀医科大学:准教授)

研究課題:関節軟骨再生のための骨髄多機能幹細胞刺激装置の開発
人口の高齢化にともなう骨関節器官の障害に起因する寝たきり老人の増加は、今や医療・介護に関する国民的関心事となっています。しかし、関節軟骨の再生能力は乏しく、根本的な治療法は確立されていません。現在、軟骨下骨を穿破する事によって、軟骨前駆細胞の誘導が試みられていますが、残念ながら十分な細胞量を得るには至っていません。我々は発想を転換し、あらかじめ骨髄内において骨髄多機能幹細胞の増殖を刺激する事によって、十分量の軟骨前駆細胞を得ようと企画しています。骨髄多機能幹細胞の刺激装置を開発する事は、人類が本来持っている軟骨再生能を飛躍的に向上させ、『人間と機械の調和の促進』に貢献すると期待されます。

No.24 柴田智広(奈良先端科学技術大学院大学:准教授)

研究課題:乗物の加速・減速中における錯覚現象に関する基礎的研究
本研究では、乗物を加速や減速する際に得られるような(1)視覚情報の提示によって生ずる反射的眼球運動や、視覚認知能力の変化、(2)直線加速度センサーである耳石器が関連した錯覚を誘引すると考えられる姿勢傾き刺激の影響を調査します。乗物に乗っている人間の認知能力は、静止時や自律歩行している時に比べて異なることが知られており、様々な角度から差異を発見し定量的に理解することは、人間と機械の調和の促進上、極めて重要です。本研究の成果は、乗物を運転する人間の認知能力に対して新たな知見を得ることが期待されるとともに、ドライビングシミュレータの運用や、エンターテイメント産業などへの波及効果も考えられます。

No.109 高橋 宏和(東京大学:講師)

研究課題:情動センシング用Brain-Computer Interfaceの基盤技術
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」とも詠われているように、脳は情報処理方法を状況に応じて変化させています。様々な状況は、快/不快、勇気/怖気など、様々な情動、すなわち、脳の「状態」を作り出します。神経活動からこのような情動をセンシングする手法を開発します。本研究では、

(i) 情報表現の状況依存的な変化を誘導できる「スイッチング条件付」を動物モデルとして提案し、脳が状況依存型情報処理機構であることを示し、
(ii) 統計・情報学的手法を駆使して、情動センシングの基盤技術を提供します。

情動センシングは、重度身体障害者の意思伝達装置や商品評価・市場調査 (神経経済学) など、人間と機械の調和を促進できる将来技術です。

財団法人 立石科学技術振興財団の概要

名称
:財団法人 立石科学技術振興財団
所在地
:京都市下京区塩小路堀川東入南不動堂町801番地
設立年月日
:平成2年3月6日
事業内容
:(1)
エレクトロニクスおよび情報工学の分野で、人間と機械の調和を促進するための研究に対する助成
(研究費助成 20件程度/年、250万円以下/件)
(2)
エレクトロニクスおよび情報工学の分野で、人間と機械の調和を促進するための国際交流に対する助成
(研究者の海外派遣及び外国人研究者の招聘、助成10件程度/年、派遣40万円以下/件、招聘50万円以下/件)
(3)
エレクトロニクスおよび情報工学の分野で、人間と機械の調和を促進するための研究成果の普及
(助成した研究結果を年1回発行)
(4)
その他この法人の目的を達成するために必要な事業
事業年度
:毎年4月1日から翌年3月31日まで
役員
:理事長 立石信雄(オムロン株式会社 相談役)
 常務理事 竹部 高生
 他11名
基本財産
:現金11億円とオムロン(株)株式2,625,000株
主務官庁
:文部科学省
詳細お問合せ先
財団法人 立石科学技術振興財団 
事務局長 進藤 仁志
〒600-8234 京都市下京区塩小路堀川東入南不動堂町801番地
TEL:075(365)4771 
http://www.tateisi-f.org