岡山事業所内における土壌・地下水汚染調査の結果と対策について | オムロン
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岡山事業所内における土壌・地下水汚染調査の結果と対策について

  • 2007年10月11日
  • オムロン株式会社

オムロン株式会社(社長:作田久男、本社:京都市下京区)は、2007年2月より8月に、岡山事業所敷地内の7号館建替工事に伴い、土壌・地下水の自主調査を実施しました。その結果、土壌、宙水(*注)、地下水から環境基準値(以下、基準値)を上回る特定有害物質が検出されたため、10月10日に岡山市環境保全課へ最終報告を行いました。調査結果の概要は下記の通りです。

  項目 最大値 基準値 最大汚染倍率
土壌 鉛(含有) 2,300mg/㎏ 150mg/㎏ 15.3倍
鉛(溶出) 0.067mg/ℓ 0.01mg/ℓ 6.7倍
フッ素 0.98mg/ℓ 0.8mg/ℓ 1.2倍
宙水 砒素 0.014mg/ℓ 0.01mg/ℓ 1.4倍
シアン 0.2mg/ℓ 検出されないこと
PCB 0.052mg/ℓ 検出されないこと
地下水 フッ素 0.93mg/ℓ 0.8mg/ℓ 1.2倍
ホウ素 2.5mg/ℓ 1.0mg/ℓ 2.5倍
PCB 0.0006mg/ℓ 検出されないこと

当事業所では、シアン、フッ素、ホウ素については過去に使用履歴がありません。鉛に関しては、ハンダ付けのハンダの一部に含まれていますが、使用、保管、廃棄時に際して適切な管理を行っています。砒素についても、評価解析装置用にごく少量を使用していますが、使用時、廃液時に適切な管理を行っています。また、PCBを絶縁油として含んでいるトランス(変圧器)等は厳重に保管をしています。以上より、検出された全ての特定有害物質は、当社起因ではないと推測します。汚染の原因は、自然由来と考えられる砒素、フッ素、ホウ素を除き、事業所操業以前の廃棄物処分場に埋め立てられた廃棄物によるものと考えます。

岡山市の調査では、事業所周辺で地下水を飲用に利用している実態は無く、敷地外の水質調査では特定有害物質は検出されませんでした。岡山市は、現在明らかとなっている汚染レベル自体も低いこと等から、周辺地域の生活に影響はないとの見解です。
今回の汚染原因は当社の事業活動によるものではないと認識していますが、当社敷地内に汚染が存在していることを真摯に受け止め、今後とも、岡山市と連携をとりながら、自主的に適切な対策を実施する所存です。

(*注)宙水:
不透水性の粘土層などのために、下位の地下水の本体と分離した形で存在する地下2メートル前後の溜まり水。

敷地内対策について

  1. 自主対策
    1. 宙水・地下水の浄化

      岡山市のご判断にもあるように、敷地外へ汚染が拡散する可能性は極めて低いと考えられますが、自主的に下記の浄化策を実施します。

      <敷地西側境界の宙水浄化>
      宙水からシアンおよびPCBが検出された場所を中心に、小規模な揚水井戸を16本設置。宙水を揚水し、水処理装置でシアンとPCBを浄化した後、下水道に放流する。

      <敷地北側の地下水浄化>
      地下水からPCBが検出された観測井戸No.7の近傍に揚水井戸を設置。地下水を揚水し、水処理装置でPCBを浄化した後、下水道に放流する。

    2. 土壌の浄化

      岡山市のご判断にもあるように、地域住民や社員が汚染土壌に暴露される可能性は極めて低いと考えられますが、表層の一部に汚染が確認されている箇所について、下記の浄化策を実施します。

      <敷地内土壌の入れ替え>
      建物等で覆われていない敷地の表層土壌133ヶ所の鉛含有測定を実施済。その際に基準値を超えた3ヶ所について、最大で縦10m×横10m×深さ0.5mの土壌を入れ替える。鉛を含む搬出土壌については、産業廃棄物として管理型処分を行う。

    3. 敷地内の継続監視(モニタリング)

      上記対策と同時に、岡山市と連携を図りながら、敷地内の継続監視(モニタリング)を計画し、実行していきます。

  2. 7号館建設工事に伴う汚染の拡散防止および搬出土壌対策

    7号館建設工事を行うにあたっては、汚染拡散防止のための工法を採用するとともに、汚染土壌の搬出は、法令に基づき適切に対応します。

    <7号館建設工事関連>
    鋼矢板で7号館跡地外周部(約150m)を囲い込み、跡地とその周囲を分断する。囲い込みエリア内で宙水を揚水し、水処理装置でシアンとPCBを浄化後、下水道に放流する。鉛を含む搬出土壌については、産業廃棄物として管理型処分を行う。

オムロン岡山事業所概要

名称 オムロン株式会社 岡山事業所
住所 岡山県岡山市海吉2075
敷地面積 42,915m2
従業員数 536名(2007年7月現在)
業種 電気機械器具、電子応用機械器具の製造およびこれらに付帯する業務
操業開始 1968年4月
【資料】
オムロン岡山事業所 敷地内対策について (PDF 259kb)
詳細お問合せ先
オムロン株式会社
コーポレートコミュニケーション部長 生越 多惠子
〒600-8530 京都市下京区塩小路通堀川東入
TEL : 075-344-7175