国内初、個品貼付用のUHF帯小型サイズインレットのサンプル出荷を開始 | オムロン
  1. ホーム
  2. ニュースルーム
  3. ニュースリリース - 2006年
  4. 国内初、個品貼付用のUHF帯小型サイズインレットのサンプル出荷を開始~北米製薬業界向けのRFIDソリューション需要に対応~

国内初、個品貼付用のUHF帯小型サイズインレットのサンプル出荷を開始
~北米製薬業界向けのRFIDソリューション需要に対応~

  • 2006年8月29日
  • オムロン株式会社

オムロン株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長:作田久男)は、EPCグローバル仕様準拠のUHF帯対応 Class1 Generation2の小型サイズインレット 形V750シリーズ Gen2 Ninja インレットを、北米製薬業界向けに2006年9月初旬よりサンプル出荷を開始します。

今回発売する新商品

形V750シリーズ Gen2 Ninja インレット
形式 最小出荷単位 2007年度 売上目標 インレット価格
形V750-D22M03-IM-US
5000個/ロール
>1000万枚
オープン価格

(仕様詳細は表1、図1をご参照ください)

北米では、大手流通小売業であるウォルマートなどが、コンテナ、パレットや大型商品を梱包したダンボール等にラベルを貼付するように納入業者に義務化しています。一方では、国を挙げて産官学が共同で、医薬品の安全性の確保のため、UHF帯のICタグの利活用が検討されています。まず、FDA(*2)が、医薬品へICタグを貼付する有効性を説明し、実装までのガイドラインを出しています。それを受け、EPCグローバルでは、HLSBAG(*3)を立ち上げ、偽造医薬品を防止するビジネスプロセスの検討や新技術開発、個品へのタグ貼付の実証実験行いながら、その有効性を確認する活動を開始しています。

国内外では、個品に貼付されるICタグは、国際標準化が先行した13.56MHzのICタグが主流を占めています。しかしながら、その中で、薬品ボトルなどの小型商品へ貼付するICタグは、アンテナサイズが小さくなることから、ICタグ貼付がなかなか進まない状況にあります。その理由の一つは、アンテナサイズが小さくなるので、リーダのアンテナとICタグ間の通信距離が短くなり、数多くの商品を一度に読み取れないことです。2つ目は、13.56MHzの交信周波数では、一度に数多くICタグを読み取る時間が長くなることです。
このような課題に対して、北米製薬業界では、通信距離の長さや複数同時読取時間の短縮化、システム導入経費負担削減を理由に、パレットに貼付されるUHF帯のICタグと同じ、小型の個品に貼付可能な小型のUHF帯ICタグの市場への投入が求められています。

オムロンでは、このユーザニーズに応えるために、これまで提供してきたWave、LoopのUHF帯Gen2インレットに加えて、小型商品まで貼付できるGen2 Ninjaインレットをリリースすることにしました。この商品は、小型のインレットですがUHF帯の長距離性を活かして50cm程度の通信距離の性能を持ちます。ラベル化されて薬品ボトルに貼付され、その薬品ボトルは、紙器または段ボール箱にて梱包されます。読取性能は、リーダの仕様によって異なります。図2に、48個の薬品ボトルで複数同時読取方式のイメージを示します。

この新インレットは年間2.5億枚の生産能力をもつ生産ラインで生産します。すでに商品化しているHF帯、UHF帯のインレットと同じ生産方式で、他のインレットと同様に、長期的に、大量で、高品質のインレットを安定的に供給していきます。

  • *1 Ninjaインレット
    これまでのWave、Loopインレットと同様にインレットの形状から命名して、Nの文字に似ている形状からNの文字で始まる言葉で、すばしっこく、何処でも現れる忍者をイメージしてNinjaの名称をつけました。
  • *2 FDA(Food and Drug Administration)
    FDAとは、米国食品医薬局のことで、米国の商品及び医薬品の監督機関である。米国では、国を挙げて偽造品の撲滅防止のために、産官学が協力してICタグの利活用の検討が行われています。FDAは、これまで、偽造薬品の撲滅目指し、2つのガイドラインを出しています。
    ① 2004年2月・・・[Combating Counterfeit Drugs]
    偽造防止のために医薬品個体認識と実現手段であるICタグの有効性と実運用までの計画を発表
    ② 2004年11月・・[Compliance Policy Guides]
    実運用での遵守規定について具体的に内容を指示
  • *3 EPCグローバルのHLSBAG(Healthcare Life Sciences Business Action Group)
    偽造医薬品を防止するために、北米の産業界では、EPCグローバル内に、HLSBAGを新設立し、偽造薬品撲滅のためのビジネスプロセスや新しい技術開発の必要性を検討するために、EPCグローバルのメンバー企業が参加し、サブワーキンググループに分かれて活動しています。
    これとは別に、少数の有力企業が参加し、実証実験を目的に、実用システム立ち上げて短期間でICタグの有効性を検証しています。

表1 インレット 形V750シリーズ(Gen2 Ninjaインレット)の主な仕様

搭載チップ EPC Global Class1 Generation2(Impinj社/Monza)
発信周波数 UHF帯 890MHz~960MHz(日本、米国、中国、アジア各国他)
メモリ 240 bits NVM(EPC :96 bits)
アンテナ外形寸法 28mm×28mm
動作温度 -20℃~55℃(氷結、結露しないこと)
保存温度 -20℃~55℃(氷結、結露しないこと)

Ninjaインレット V750-D22M03-IM-US

Ninjaインレット V750-D22M03-IM-US

Ninjaインレット V750-D22M03-IM-US

  Wave インレット Loop インレット Ninja インレット
形式 V750-D22M01-IM V750-D22M02-IM V750-D22M03-IM-US
インレット外形寸法 94mm×16mm 70mm×68mm 28mm×28mm
用途 ケースレベル
タギング
(パレット)
商品が梱包された
ダンボール箱に貼付
(家電商品用)
アイテムレベル
タギング
(薬品ボトル用)
搭載チップ EPC Global Class1 Generation2(Impinj社/Monza) 
メモリ 240 bits NVM(EPC :96 bits)
動作温度 -20℃~55℃(氷結、結露しないこと)
保存温度 -20℃~55℃(氷結、結露しないこと)

Ninjaインレット V750-D22M03-IM-US

Ninjaインレット V750-D22M03-IM-US

詳細お問い合わせ先
オムロン株式会社
事業開発本部 RFID事業開発部
広報・渉外担当 立石 俊三
TEL: (03) 5435-2016

弊社の2009年3月21日付組織変更において、「事業開発本部 RFID事業開発部」は解消(廃止)となりました。本製品は、2009年6月末日までのご注文をもちまして販売終了とさせていただきます。(在庫の状況によっては、これよりも早期に販売終了となる場合もございます。) お問い合わせは、こちら