モビリティMobility

加速する⾃動運転社会。
深く⼈を理解するドライバーモニタリングへ。

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モビリティの未来をつくる

⾃動運転が⽬指すのは、ドライバーを緊張の連続から解放し、だれもがクルマを気軽に活⽤できる、いわばクルマ空間が「移動する部屋」となる未来。クルマが、私たちと楽しい時間を共有するパートナーとなる社会がもうすぐそこへ来ています。
オムロンは、自動運転社会に向けた未来への技術開発を進めています。

来たる⾃動運転社会に不可⽋なドライバーモニタリングを実現

⾃動運転が当たり前になる社会の足音が聞こえてきています。ただ、完全自動運転が実現するのはまだ先になりそうです。⾃動運転にも段階があり、現時点は、ドライバーに責任のある「⾃動運転レベル2(部分⾃動運転)」の実⽤化への動きが加速している状態と言えます。
このレベルでは、ドライバーが⾃動運転を監視しているかどうかを判断し、その状態に応じて対処する技術とソリューションが求められます。オムロンは、人=ドライバーに注目。運転中の人の状態を見極める「ドライバーモニタリング」技術の開発に力を注いでいます。

ドライバーの⾏動と状態をリアルタイムで⾒守る

ドライバーモニタリングは、“未来だけ”に必要となる技術ではありません。現在も、ドライバー起因の事故件数は増加しています。高齢者ドライバーの事故件数はこの20年で3.2倍。ドライバー健康起因事故件数はこの10年で2.8倍になりました。これらの事故を防ぐためには、ドライバーの「状態」と、彼らが何を「認知」しているのかをリアルタイムに知り、問題があれば警告することが必要になります。それを実現するのが、オムロンのドライバーモニタリングなのです。

オムロンのドライバーモニタリングが未来を照らす

オムロンのドライバーモニタリングとは

ドライバーの状態と認知をとらえるためには、高度なセンシング技術と、センサーの集めたデータをリアルタイムに解析し、「事故の予兆」をとらえる深い洞察力が必要です。オムロンは、実績あるセンシング技術や3D計測技術、⾼精度な顔認識技術「OKAO」などとAI/ディープラーニング技術を組み合わせ、最先端のドライバーモニタリング技術を実現しました。実際にクルマに組み込める小型・軽量化も加速。クルマがネットワークにつながらない環境でも、車載端末のみの機能を使い、リアルタイムに「ドライバーがどれくらいの時間で運転に復帰できるか」、「どれくらい安全に運転できる状態か」を判断できる技術を進化させています。

1.ドライバーの状態を理解

これまでの技術では、ドライバーの「今の状態」を理解することしかできませんでした。オムロンのドライバーモニタリングは、ドライバーの状態変化の予兆をとらえることで、、ドライバーの「未来の状態」を洞察することができます。
眠気の場合、眠気が強くなった段階では、その場で路肩に止めて休憩を取るなどの緊急対策しかできません。これに対して、ドライバーも眠気に気づいていない超初期段階で適切な対応(風や音、振動など)によって警告できれば、安全運転できる状態のまま、さまざまな眠気対策の中から最適なものを選ぶことができます。

2.ドライバーの認知を理解

ドライバーは、周囲のクルマや自転車、歩行者、信号機、道路標識など、さまざまなことに注意を払いながら運転します。しかし現実には、「ドライバーが注意すべきものをすべて視界にとらえ、認知している」ことを保証できません。オムロンのドライバーモニタリングは、非接触・非装着でドライバーが何を見ているかをとらえ、危険物を認知できていない場合、安全に逃避できるように警告することができます。

ドライバーモニタリングを構成する主要技術

多様な危険状態を即座に把握
(脇⾒、スマートフォンの操作、飲⾷・喫煙、居眠り、パニック、病気発症)

オムロンのドライバーモニタリングが実現するソリューションは複数あり、「画像センシング」と「時系列ディープラーニング」という2つの技術が大きく寄与しています。2つの技術を簡潔に表現すると、ドライバーの上半⾝の画像をセンシングし、その情報をリアルタイムに解析する技術です。これら2つの技術を融合させ、1つのセンサーで、脇⾒、スマートフォンの操作、飲⾷・喫煙、居眠り、パニック、病気発症といった多様な危険状態を即座に把握できるようになります。

1.伝統の画像センシング技術

オムロンには、20年以上にわたって築き上げた⾼精度な顔画像センシング技術「OKAO」があります。この顔認識技術により、運転席に座る⼀⼈ひとりの顔から視線やまばたきを推定。瞳の⾊はもちろん、髪型、肌の⾊、サングラスやマスクなど顔の状態に対応し、クルマならではの強い外光や影など刻々と変わる光の環境の中でも正しく顔を認識します。

2.先端の時系列ディープラーニング

オムロンは、最新のAI 技術を開発に役立てています。ディープラーニングによって静⽌画からドライバーの表情や姿勢を判別するだけでなく、そこに時間の概念を加えて解析することが特長です。ドライバーが「運転席にいるかどうか」「自動運転の状況を監視しているか」「運転に復帰する準備ができているか」などを的確に判別できます。

ドライバーモニタリングによる最新ソリューション

オムロンのドライバーモニタリングは、技術に改良を重ね、ソリューションをブラッシュアップしています。未来の可能性を広げる、以下の3つの最新ソリューションをご覧ください。

1.高精度なVOR眠気予兆検知を非接触で実現

前庭動眼反射(VOR)と頭部運動の連動性には、眠気予兆との因果関係があることが知られています。ドライバーが眠気を感じる数分前からVORに影響が出るため、これを生かしたドライバーモニタリングの仕組みが求められていました。オムロンは、従来技術ではドライバーの頭部に加速度センサーと高解像度カメラを着用しなければ測定できなかったVORを、メガピクセルカメラ1台で測定する技術を立証。さらに、眼開閉や表情などの情報を統合的に解析するより高精度な眠気推定技術に取り組んでおり、公道で数百時間に及ぶ実験を行っています。

2.シングルカメラによる誤差1°レベル高精度視線計測

高精細フォトリソグラフィ技術により、3mm×3mm上に4um精度でメガピクセルパターンをマッピング。オムロン独自の光学系設計による1カメラシステムで「視線角度」や「眼の3D位置」、「角膜反射生成位置」などさまざまな情報を1mm精度で検出し、「ドライバーが“何を見たか”を特定する」ことができます。この技術を使用することで、ドライバーが危険物や障害物に気づいていないときに警告できるため、たとえばフロントガラスに危険表示するなどの応用も期待できます。

3.ドライバーが変わっても最適な乗り心地を自動調整

シートの深さやミラーの位置など、ドライバーによって最適なヒューマン・マシン・インタフェース(HMI)は異なります。オムロンは、顔センシング技術「OKAO」を車載向けに最適化。「クルマ側が“運転している人”に最適なHMIを整えてくれる仕組み」を実現しました。ファミリーカーなどでの活用はもとより、今後成長が予想されるカーシェアサービスなど、広く応用されそうです。クルマの運転支援システムが進化すればするほど、人によって設定は細かく変わってくるでしょう。そんな未来になっても、このソリューションがあれば便利で快適なドライブを楽しむことができます。

バイタルデータから⼈の状態を検知する技術

オムロンでは、非接触脈拍センサーをはじめとする、ヘルスケアで培った技術をドライバーモニタリングに組み込む研究開発も進めています。バイタルデータを含めた複合的なドライバーモニタリングが実現すれば、クルマがより安全になるだけではありません。時間を割いて血圧や心電を測らなくても、運転中のバイタルデータ計測が疾病予防につながるかもしれません。
オムロンは、モビリティの未来を明るくするために、独自の研究開発を進めていきます。

Sensing & Control + Thinkモビリティの未来をつくる

⾃動運転が⽬指すのは、ドライバーを緊張の連続から解放し、
だれもがクルマを気軽に活⽤できる、いわばクルマ空間が「移動する部屋」となる未来。
クルマが、私たちと楽しい時間を共有するパートナーとなる社会がもうすぐそこへ来ています。
オムロンは、完全⾃動運転社会に向けた未来への技術開発を進めています。

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