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導入事例

北大阪急行電鉄株式会社(阪急阪神ホールディングスグループ)様

北大阪急行電鉄株式会社(阪急阪神ホールディングスグループ)様

Casestudy

お客様の声

万一の災害・設備故障による停電や、節電時の計画停電に備え、
運輸システムのサーバダウンを蓄電装置で防止。
鉄道サービスに見えない安心を。

北大阪急行電鉄株式会社(阪急阪神ホールディングスグループ)様

北大阪急行電鉄株式会社
大阪市営地下鉄御堂筋線と相互直通運転を行い、江坂駅と千里中央駅をつなぐ路線を運営。
「地域とともに展(の)びる」の企業理念のもと、環境活動でもチームマイナス6%に参加し、桃山台駅のLED電球化やエコ運転の実施など、地域と環境にやさしく、安心・安全な運輸サービスに努めている。

今回、なぜサーバのバックアップ電源導入を検討されたのでしょうか?

東日本大震災の後、関東では計画停電が行われ、関西でも実施が懸念されていました。また、現在の駅業務はシステム化され、そのシステムがサーバによりコントロールされています。弊社は鉄道会社という事もあり、計画停電の対象から除外されておりましたが、駅業務システムのサーバは鉄道施設とは別の本社ビルに設置しており、ビルの給電については商業電源を使っているので、計画停電の対象になっていました。
また、受電設備に関しても定期的な点検はしているものの、突発的な不具合や雷等による停電も考えられ、電車が走っているのに、駅業務が出来ないという事があってはならないので、今回の導入を検討しました。

電源のバックアップにはさまざまな方法があるようですね。

もともと、駅業務システムを導入する際に、サーバのシャットダウン保証を目的として、UPS(無停電電源装置)を導入していましたが、UPSでは落雷などによる瞬停はカバーできても、計画停電に耐えうる数時間の電源確保はできません。
一方、冗長化された鉄道電源から送るという方法もありますが、本社は商業ビルとして関西電力から受電しており、二重給電となるため、法律上これも無理でした。また、システム更新時にデータセンターへ移設するという選択肢もありましたが、更新と移設のタイミングや、ランニングコストも高くなるというのがネックに。そこで、蓄電装置や発電機が選択肢としてあがったのです。

数日間の給電が可能なCVCFなどもありますが、最終的に蓄電装置にされたのは?

※無停電電源の一種で、交流電流を安定供給するもの。

本来であればサーバルーム全体をバックアップでき、大規模災害による数日間の停電にも対応する発電機とCVCF装置を導入しておくのが最も安心ではありますが、コストが非常に高額になり、設置場所の問題やシステムも複雑になります。加えて、鉄道の営業が困難なレベルの大規模災害が起きれば、基本的にサーバを使うこともありません。
そこで、計画停電の数時間のみをバックアップの対象とすることにし、対象のサーバも最低限必要なICカードのセンター交信や遠隔監視システムを支えるサーバに絞り込むことで、蓄電装置でも十分にカバー可能と判断したのです。あと、初期費用もかなり抑えられることもありました。

北大阪急行電鉄(株)鉄道部 調査役 阪井 久大さん

数ある蓄電池の中でも、オムロンを採用された決め手はどこにあったのでしょうか?

オムロンの蓄電装置を選んだのは、まずリチウムイオンバッテリーを使用していたことです。リチウムイオンなら、従来のニッケルや鉛などに比べ、省スペースで大容量なのに加え、安全性能にも優れています。
また、そんなリチウムイオンバッテリーの中でも、放電した後に、充電しながら給電ができる省スペースのものは、検討当時、オムロンだけだったのも大きかったです。バックアップ時間も、導入した8.8kWの容量の場合、夜間に供給電力を止めて、放電させてみたところ、実効値は5時間だったので、計画停電に対しても十分な余裕があると思います。

導入のしやすさやメンテナンス面はいかがでしょうか?

スペースの関係上、蓄電装置そのものはサーバルームから少し離れた場所に設置することになり、電力のドロップなども心配したのですが、オムロン側で調査いただき、問題なく設置してくれました。工事も系統への影響もなく、納期も3ヶ月とスムーズでした。メンテナンスに関しては、年に1回電圧の点検をするだけなので、データセンターへの移設やCVCF装置と比べても、利用費や保守費といったランニングコストを圧倒的に抑えられそうです。

いざという時の備えではありますが、導入後、何か効果はありましたか?

実は導入して1ヶ月もたたないうちに、幸か不幸か、本社ビルの受電設備の不具合で電源が落ちたんです。ビル自体は3分間停電し、蓄電装置のバックアップ対象でないサーバはどんどんシャットダウンしてしまったのですが、対象の運輸サーバ4台は計画通り無事でした。
設備不具合による停電は初めての経験で、それが導入してあまりにもすぐ起きたのでびっくりしましたが、効果が実感できたのはよかったです。こうした備えは、鉄道を利用されるお客様から見えないものですが、見えない安心も大切なサービスだと思っています。

北大阪急行電鉄(株)鉄道部 調査役 阪井 久大さん

蓄電装置の活用やバックアップに関して、今後の課題や展望について教えてください。

ICカードシステムの導入や、効率化を図るために無人コーナーの設置による遠隔監視システムの導入が進み、サーバを使う機会が多くなってきています。電源や災害時の冗長性をどうやって確保するか、今回の導入箇所以外のサーバも停電して困らないかといえばそうではありません。
次回のサーバ更新時に、例えば鉄道電源側へサーバ室を移すとしても、必ずしも鉄道電源配下にあるから安全というわけではありませんし、蓄電装置の活用を含め、どういった形、場所でサーバをバックアップしていくか、今後さらに検討を続けていきたいと思います。

システム構成

使用機器とバックアップ対象

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