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フォト・マイクロセンサの基礎知識:基礎編

フォト・マイクロセンサとは

オムロンのフォト・マイクロセンサは、光を利用して物体の有無や位置を検出する小型の光センサです。一般的に『フォトインタラプタ』とも呼ばれています。

その構造は図1図2に示すように、透過形と反射形のフォト・マイクロセンサが代表的なものです。

図1. 透過形フォト・マイクロセンサ
(フォトインタラプタ)
透過形フォト・マイクロセンサ (フォトインタラプタ)
図2. 反射形フォト・マイクロセンサ
(フォトリフレクタ)
反射形フォト・マイクロセンサ (フォトリフレクタ)

透過形フォト・マイクロセンサ(フォトインタラプタ)は、光を出す発光素子の発光面と光を受けて信号を出す受光素子の受光面が対向しており、その間の空間を物体が通過して、光をさえぎることにより受光素子の受光量が変わるようになっています。
一方、反射形フォト・マイクロセンサは、発光素子の発光面と受光素子の受光面が同一方向になるように取りつけられています。そして、検出物体が光路を通過すると、発光面を出た光が検出物体にあたり、そこからの反射光が受光素子に照射され、受光素子の受光量が変化するようになっています。

種類と分類

フォト・マイクロセンサ 種類と分類

構造と原理

透過形 (溝形) フォト・マイクロセンサ (フォトインタラプタ) は、スリットを通して、センサの溝部の物体有無検知や、溝部を通過する物体の位置決め検知をします。よって、小型 (スリットより大きいサイズ) の物体を検知したり、高精度で位置決めすることが可能です。

一方、反射形フォト・マイクロセンサは、物体の有無検知だけでなく、紙や板に印刷されたマークを検知することができます。また、小型タイプは、機器の薄型化に有効です。

透過形 (溝形) フォト・マイクロセンサと反射形フォト・マイクロセンサの構造や原理の違いについて、以下に示します。

透過型 (フォトインタラプタ)

透過型 (フォトインタラプタ)

投光器と受光器の間に検出物が有る、または通過するときに、光を遮ることにより物体有無を検知します。

  • 不透明物体の安定検知
  • 高精度位置決め

反射形 (フォトリフレクタ)

反射形 (フォトリフレクタ)

検出物に光を反射させることにより、物体有無を検知します。

  • センサから離れた物体も検知可能

接続方法/取付

機器に合わせて、基板実装、スナップイン、ネジ取り付けなど取付方法を選んでください。また、表面実装、スルーホール実装、ワイヤ接続、コネクタ接続など多彩な接続方式をご用意しています。

一般使用例

フォト・マイクロセンサ
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