京都ヒューマン賞(顕彰事業)

2019年度 京都ヒューマン賞贈呈式

京都ヒューマン賞の概要

地域における社会福祉、青少年の健全育成、男女共同参画の推進、生活環境や地球環境の整備等の分野において、社会に貢献されている京都と関わりのある個人や団体を顕彰するものです。
毎年6月頃に京都市内において贈呈式を開催しています。
受賞者にはそれぞれ顕彰金100万円を贈呈します。

応募方法

「京都ヒューマン賞」の趣旨に沿う候補者の推薦を募集します。
候補者ご推薦にあたっては、当基金所定の推薦書と共に、選考審査の参考になる関連資料を当基金事務局までご提出ください。
個人、団体とも、自薦・他薦を問いません。
提出資料はホッチキスで留めずに、クリップ留めにしてください。

応募期間

9月1日~11月30日の3ヶ月間

評価ポイント

活動のテーマ性、功績の軽重、継続性、チャレンジ性(ユニーク性、困難度)、他への影響度、今後の期待度、活動エリアについて評価します。

テーマ性 人に、地球に優しい社会貢献活動に重きを置く。
功績の軽重 活動によりもたらされた社会貢献度が高い活動を評価する。
継続性 継続して、着実に成果を上げてきた活動を評価する。
継続性については、10年以上の活動歴があることを目安とするが、他の評価ポイントがこの基準を大きく上回ると判断される場合には、この限りではない。
チャレンジ性 他に類を見ない新しくユニークな活動を行ったり、困難な目標にも関わらず果敢に挑戦し、成果を上げていることを評価する。
他への影響度 授賞することにより、その個人や団体内の効果に留まらず、他の個人や団体に好影を与え、社会貢献活動の広がりが期待できるなど波及度が高い活動を評価する。
今後の期待度 活動期間が10年に及んでいなくとも(少なくとも5年は活動実績があること)、上記の評価ポイントが顕著である場合や、今後の活動成果に大いに期待できる場合には顕彰対象となり得る。

過去の受賞者の取り扱い

  • 過去に京都ヒューマン賞(ヒューマン大賞など)を受賞した個人が代表等を務める或いは務めた団体が応募した場合、団体としての活動実績が代表個人を評価した実績を大きく上回り、京都ヒューマン賞の授賞団体として十分に相応しいと判断できる場合には、顕彰対象とする。
  • 受賞団体の代表者が個人として応募した場合は、その団体の受賞理由以外の部分を評価して選考する。

選考方法

外部有識者による選考委員会において選考審査を行い、理事会において最終決定します。
選考委員会は、社会福祉関係や生涯学習、報道などの分野に長年に亘り携わってこられた委員で構成されています。
なお、選考過程については公表していません。
また、応募資料や選考過程において知り得た個人情報は、適切に管理し、利用目的以外に第三者への開示は致しません。

2019年度「京都ヒューマン賞」受賞者と授賞理由(2019年6月4日)

山田 尋志 氏
社会福祉法人リガーレ暮らしの架け橋
理事長
地域密着型総合ケアセンターきたおおじ
代表

山田 尋志

1981年に、老人福祉施設に勤務して以来、施設の改善に努めてきた。2000年、自分のライフスタイルに応じた暮らしが継続できる高齢者福祉施設の建設に挑戦し、国の高齢者施設制度を変えるモデルとなった。その後、可能な限り施設ではなく自宅で住み続けることの大切さを再認識し、京都府、京都市との協議により24時間365日の暮らしを支える小規模多機能型サービスの事業を展開し、現在では京都市内だけでも同様の事業所が100か所に及ぶ業界全体の取り組みとなっている。また、NPO法人介護人材キャリア開発機構を設立し、専門的介護人材の創出・育成に努めるほか、時代が求める福祉と人材育成を行う経営実践が困難な中小法人に共通する課題を解決するために、社会福祉法人グループ「リガーレ」を設立し、福祉経営の基盤強化を目指している。

社会福祉法人えのき会
社会福祉法人えのき会

1988年、重い障害のある子どもが地域の中であたり前の暮らしが送れることを願う親たちが集まり、任意団体「榎の会」を結成したのが始まり。「重い障害があっても地域であたり前に暮らす」ために必要なことは何かについて話し合いを重ねながら活動を続けてきた。宿泊訓練、日中活動、レスパイトケア、ヘルパーの派遣、送迎サービス、入浴・夕食サービスなど、必要なサービスを創り出して提供を始めたことが、後の地域での暮らしに繋がっていった。
2009年、2013年に、グループホームとデイサービスのための生活介護事業所を建築し、重度の人たちの地域の暮らしが始まった。重い障害のある人も必要な支援と環境があれば、それぞれの自立に向けて、プライドを持って生きていけることが確認できたこと、母親たちにも自らの生き方を顧みるゆとりができたことは、大きな成果である。

はだしのコンサート実行委員会
はだしのコンサート実行委員会

1994年の第1回はだしのコンサートから、「貴方の拾ったゴミが入場券」を合言葉に、琴引浜に漂着したゴミを拾い集め、その種類や量を調査するビーチクリーンアップ活動とコンサートをメインイベントとした「手作りの環境啓発コンサート」を開催し、環境保全や保護の重要性を広く国内外に発信してきた。この間、琴引浜は「医療廃棄物の投棄」や1997年の「タンカー ナホトカ号の重油流出事故」などの被害に見舞われたが、地域の人たちの努力によって、1999年には「全国初の禁煙ビーチ」や、2007年には国の「天然記念物」に指定されるなど、白砂青松の保全に取り組む村として認められてきた。
はだしのコンサートは、地元小学校や高校とも連携し、子どもたちが琴引浜のクリーンアップ活動の企画運営やイベントの運営を手伝って、環境意識の育成に繋がっている。

2018年度からは、ヒューマン大賞(個人表彰)とヒューマンかざぐるま賞(団体表彰)の部門賞を廃止し、京都ヒューマン賞に統一して表彰しています。