企業理念の実践を支える取り組み

企業理念の実践を促進する「TOGA(The Omron Global Awards)」

私たちオムロングループでは、事業を通じて社会的課題を解決し、よりよい社会をつくるという企業理念の実践を通じて社会に貢献していきます。この企業理念実践を推し進めるため、「TOGA (The Omron Global Awards)」を2012年度からスタートしました。これは、企業理念に基づくテーマを宣言し、チームで協力しながら取り組む活動です。TOGAを通じて、組織内はもとより、地域・職種を超えて社会的課題の解決、お客様・社会への価値創造について話し合う機会となり、毎年多くのテーマが世界中で宣言・実行されています。

「TOGA」には3つの特徴があります。

  1. プロセス重視
    結果もさることながら、結果を出すための理念実践のプロセスを重視します。そのため、理念とのつながりやチャレンジポイントを宣言し、テーマをエントリーする有言実行型です。そしてチームで協力し合い、シナジーを発揮していくことを大切にしています。
  2. 評価内容
    結果・成果だけでなく、達成過程でのチャレンジや企業理念に基づく行動を評価します。また、失敗した事例においても果敢にチャレンジしたこと、失敗の中から学び取ったことを評価する表彰カテゴリーを設けるなどさまざまな理念実践をたたえ合う工夫をしています。
  3. 表出と共鳴
    最終のグローバル発表会までに職場、会社、地域内のさまざまな場面で企業理念実践事例を発表し、共有する機会を設けています。模範事例として選ばれたチャレンジ活動は社内情報サイト等で共有されます。TOGAは自らチャレンジ宣言し、お互いの取り組みを共有、次の行動へと移していくことに意義があります。
    ※表出:言葉・行動として表現すること。共鳴:周りの言動から刺激を受け、自らも行動に移すこと。

TOGAがスタートして5年、その内容も進化し続けています。特に、各職場で社員が取り組んだテーマを共有し皆で褒めたたえるなど、仕事と企業理念の実践のつながりを意識するための多様な工夫が行われました。

2016年度は、世界中から5,003件ものエントリーがありました。2017年2~3月にかけて、エリアごとにプレゼンテーションと選考会を実施し、13の優れたテーマ(ゴールドテーマ)を選出。5月10日のFounder's Day(創業記念日)には、京都本社においてゴールドテーマの各取り組みが発表されました。また、グローバルでその模様を配信し、メンバーの企業理念実践の具体的事例と思いを伝えました。さらに、Founder's Day翌日には日本各地の拠点でプレゼンテーションを実施し、各拠点で働くメンバーと直接議論を交わしました。

今回のTOGAでは、「社会に対してどう価値を生み出していくのか」「価値の創造に向けていかに発想を変えるか」「いかに社内外のパートナーと連携していくか」など、理念実践に関する積極的なテーマが多く発表され、社員に共感・感動を呼びました。参加者からは「産みの苦しみはあったが、高い目標に挑戦し続けた結果、ソーシャルニーズの創造につながった」といった感想があり、大きな成果となりました。このようにTOGAは、数多くの仲間と企業理念実践ストーリーを共有し、共感や学びにより、一人ひとりが次の行動につなげる活動となっています。

TOGAのグローバル参画状況

※複数テーマへのエントリーが可能。参加人数は総数。

職場での企業理念ダイアログ

仕事を通じた企業理念の実践について理解を深めることを目的に、職場単位で企業理念ダイアログを実施しています。5月10日のFounder’s Dayに合わせ、グローバル各拠点で社員が自らの企業理念実践を語り、職場の仲間と対話します。画一的なやり方でなく、部門やマネージャーの工夫を加えながら、社員一人ひとりの経験や思いを共有し、チームでの企業理念実践について今後のアクションを話し合います。参加した社員からは「普段から企業理念を意識しているつもりだが、改めて仕事を通じてさまざまな形で企業理念を実践できていることがわかった」などの声が挙がっています。

企業理念実践に向けて経営幹部との対話(企業理念ミッショナリーダイアログ)

オムロンでは企業理念の実践強化に向けて、立石会長がグローバル各エリアをまわり、企業理念について世界各地の経営幹部との対話を行う企業理念ミッショナリーダイアログを実施しています。

2016年度は「企業理念の実践と日常業務の繋がり」をテーマに、マレーシア、インド(グルガオン、ムンバイ)、中国(上海、深圳)、アメリカ(サンフランシスコ、ロサンゼルス、シカゴ)、オランダ、ドイツの計10拠点において実施しました。ダイアログでは、会長から日常業務における企業理念の大切さや、自らが事業責任者として企業理念を実践した当時の経験など実例を交えた講話が行われました。その後、参加者が互いの理念実践事例を共有・共鳴し合い、そこでの気づきを踏まえ、今後の企業理念実践アクションプランについて熱い議論が交わされました。このようにダイアログは、各地のマネジメント層にとって企業理念の実践に向けた行動を加速する機会となっています。2017年度も引き続き、グローバルで企業理念ミッショナリーダイアログを行っています。

  • マレーシアでの立石会長による講話
  • インドでのダイアログ風景

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