自動改札機:オムロンのR&D | 技術情報 | オムロン
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自動改札機

高速かつ正確な処理を実現した
自動改札機

東京や大阪など大都市の主要駅では、 1日に何万人もの乗客に利用される自動改札機。高速かつ正確な処理機能が必要不可欠です。さらには新幹線や在来線との乗り継ぎなど複数枚の乗車券の対応や、近年ではICカード型乗車券の普及も相まって、より高度な処理能力をもった自動改札機が求められています。

オムロンは世界で初めて駅の自動改札機や自動券売機を開発し、駅務の自動化を実現しました。そして、いまより高度な要求に応え駅務機器システムの研究に取り組んでいます。現在の自動改札機は、 1分間に最大70人の乗客を通過させることが可能です。オムロンの自動改札機は、多彩な技術が凝縮され、正確かつ高速な処理能力と安定した稼動により、日本各地は勿論のこと、近年では中国をはじめ世界中で活躍しており、都市の近代化に貢献しています。

自動改札機:自動改札機イメージ図

技術情報:乗車券処理技術

高速化と主要機能のユニット化を両立した乗車券処理技術

オムロンの自動改札機に搭載された多彩な技術の中でも特筆すべきメカトロ技術としては、投入された乗車券を機器内で搬送する「券搬送技術」、乗車券の磁気情報を読み取るまたは書き込む「磁気処理技術」、プリペイドカードなどへ乗車駅名などを印刷する「印刷処理技術」などです。

乗車券処理技術:自動改札機の中には、人のことを考えたオムロンの技術がたくさんあります。

これら一連の技術にはそれぞれ高速化が求められており、例えば、定期券を自動改札機に投入してから、券の整列、磁気情報の読み取り、有効判定、新たな乗車情報の書き込み、そして取り出し口への搬送まで、最速わずか0.6秒で処理します。

また、正確で高速な処理能力はもちろん、故障時の迅速な回復も重要なポイントです。そのために、消耗・不具合頻度の比較的高い磁気処理部や印刷処理部などをユニット化することで、万が一の不具合発生時にも当該ユニットだけの交換で早期に機器を復旧できる構造を実現しました。
処理能力の高速化を図りながら、かつ主要機能をユニット化した自動改札機は、オムロンならではの技術です。

技術情報:改札処理技術

通過乗客の動きや手荷物を正確に検知する改札処理技術

近年では磁気式の定期券や乗車券の代わりに、ICカードが急速に普及してきました。これまでの磁気券の場合、券投入と受け取りの2つの動作で改札処理を完結していましたが、ICカードではタッチ動作1回のみであり、しかも同時に歩行動作を伴うためICカードとの通信が未完了となる状況を引き起こす可能性があります。

そこでオムロンではICカード情報の未処理を防ぐために、自動改札機に通過する乗客の挙動をセンシングする「追従型人間検知技術」を開発しました。自動改札機の進入から退出までの状態を検出するために、列状に複数個の追従センサを配置し、隣り合う2-3個センサの状態により、通過乗客の挙動を追従・分析します。これにより乗客や手荷物を正しく区別するなど正確に検知し、扉制御と連動した確実な改札処理を実現しています。

改札処理技術:自動改札機側面図で解説