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シート型液晶用バックライト

携帯電話の薄型化に欠かせない
シート型の液晶用バックライト

携帯電話の画面が、まぶしい太陽光の下でも暗闇の中でも同じように明るく表示できるのはなぜでしょうか。答えは液晶ディスプレイの裏側にあります。薄い携帯電話専用のバックライトが、画面を裏側から照らしているからです。

オムロンは、これまでにも独自の最先端技術を駆使して、より明るく、消費電力の少ないバックライトを開発・製造してきました。そしてこのシート型バックライトは、自社従来品に比べて明るさがほぼ同等を維持しつつ、厚さわずか2/3まで薄型化に成功。0.59mmシート型バックライトの製品化により、携帯電話の薄型化に貢献しています。また、薄くなったことにより、曲げて使うなど、今後の新たな活用方法も期待されています。

携帯向けシート型液晶用バックライト:イメージ図

携帯電話向けシート型バックライト側面図:現行バックライトとの比較

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ラジアルプリズム構造技術

薄型化を叶えるキーテクノロジー、ラジアルプリズム構造技術

携帯電話のバックライトは、導光板拡散シートプリズムシートなどで構成されます。導光板の片側から光源であるLEDの光が入り、バックライト全面が均一に光る仕組みです。薄型化のためには、この導光板をいかに薄くするかがキーになります。

今回のシート型バックライトでは導光板をより薄くするためにLEDと導光板の接合部分をクサビ形にし、その部分に微細な放射状のラジアルプリズム構造という特殊加工を施しました。このラジアルプリズム構造の特長はLEDの光を効率よく導光板へと導くことで、光の利用効率が75%程度から95%以上と大幅に改善されました。明るさを落とすことなく薄型化を可能とする、オムロンならではの技術です。

ラジアルプリズム構造技術

ラジアルプリズム構造技術と通常のくさび構造のシミュレーション結果

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マルチスケールインプリント技術

マルチスケールインプリント技術で量産化を実現

研究段階でラジアルプリズム構造の優れた特性は確認できたものの、当時、この構造を持つクサビ形のバックライトを量産できる加工技術はありませんでした。

これまでの射出成型では、クサビ形のようなミリ単位の異形状の作製に適していますが、薄さには限界があります。また、ナノインプリントの場合、ラジアルプリズム構造のようなミクロン単位の微細な加工には適していますが、異形状が作れません。
そこでオムロンではこの2つの加工技術を“いいとこ取り”した「マルチスケールインプリント技術(MSI法)」を開発。この加工技術により、大きな形状と極めて小さな形状を一体化したシート型バックライトの量産を可能にしました。

MSI法(マルチスケールインプリント技術)図解

  • 開発者インタビュー:シート型液晶用バックライト「薄さわずか0.59mm。ラジアルプリズム構造がバックライトの可能性を広げる」

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