第3回 DC高容量リレー
- 時代のミッションは「高電圧・大電流を制御できること」
- オムロンの技術を結集して、宿敵“アーク”に挑む!
- 電気自動車やハイブリッドカーが街中で走る日に向けて、“つなげたいもの”がある
電気自動車やハイブリッドカーが街中で走る日に向けて、“つなげたいもの”がある
試作も含めて設計が完了すると、次は生産ラインで製品を量産するステップになります。
リレーの生産体制はユニークなもので、設計技術者が意図した製品が本当に量産できているか、生産や品質検査など各プロセスの技術者とチームを組んで検証します。いわゆるコンカレント体制が発展したもので、このチームのおかげで高い品質が保たれています。仮に量産中に不具合が発生しても、設計値から外れているものは何か、専門家のチームで素早く対応ができるというわけです。

設計技術者が量産作業まで一貫して責任を持てる仕組みがあるからこそ、高品質が保たれるのです。
自分が開発したDC高容量リレーが、より多くの電気自動車やハイブリッドカーに搭載されて、世界中の皆さんに喜んでいただけること。それが開発者としての一番の幸せであり、私が追い続ける夢です。地球環境に貢献できる製品づくりに携わっているのですから、その喜びや満足感はなおさらです。
今年は電気自動車本格化の年と言われ、オムロンの製品がすでに電気自動車やハイブリッドカーなど数種に搭載される予定です。自動車メーカーのさらなる信頼を得るために、動力となる電池の開発動向などをウォッチしながら、電気自動車やハイブリッドカーに求められる仕様・性能を予想して、私自身から提案を続けられるように技術力を磨きたいと思っています。
街を歩けば、私の製品を搭載した車がたくさん走っている…、そんな日が訪れるのもそう遠くないと信じて、オムロンのリレーを育てていきたいです。また、同時に若い技術者を育てることにも力を注ごうと考えています。
電気自動車やハイブリッドカーで新たなニーズが生まれたように、リレーの技術は、これからの時代も注目され続けるはずです。私はオムロン入社以来、リレーに関係する業務一筋でやってきました。そこで培ってきた技術や経験が、オムロンの新たな伝統として後世につながっていけば素晴らしいですね。

- 廣木和親
- オムロン リレーアンドデバイス株式会社
- 車載リレ事業部 開発・商品技術部
- 入社以来リレーの設計開発に従事。2006年から量産品用リレーおよび、電気自動車向けリレーの開発に従事。今回のDC高容量リレーの設計では、封入技術や溶接技術を駆使し、低消費電力化・コンパクト化を実現した。