公益財団法人 立石科学技術振興財団 2015年大型助成と後期国際交流助成決定のお知らせ | オムロン
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公益財団法人 立石科学技術振興財団
2015年大型助成と後期国際交流助成決定のお知らせ

  • 2015年9月16日
  • 公益財団法人 立石科学技術振興財団

公益財団法人 立石科学技術振興財団(所在地:京都市下京区、理事長:立石義雄・オムロン株式会社名誉会長)は、3年間で3,000万円を上限とする新設の大型研究助成(S)に、67件の公募のうち2件に助成することを決定しました。2件のテーマには、従来から実施の後期国際交流助成とともに10月から助成を開始します。

研究助成(S)は設立25周年を記念して新設したもので、国内の民間が設立した助成財団の中ではトップクラスの助成額です。本助成は今後も継続していく予定で、2016年度は9月1日から10月31日までの期間、従来からの研究助成(研究助成(A,B,C))とともに公募しています。

2015年度 研究助成(S)

*申請件数67件、採択件数2件、助成額計5,932万円

<助成対象1>
代表者氏名 神田 崇行
所属・役職 国際電気通信基礎技術研究所 HRI研究室 室長
分野 ヘルスケア
研究課題名 「人らしいロボット」によるウォーキング支援
研究概要 未来型のロボットを実現し、日常生活に応用するために本課題に取り組む。機械が高度化し知的になるにつれて擬人化が進んでいる。その先には、姿形が人に似ているだけでなく、人の意図やニーズを察知して能動的に行動する「人らしいロボット」がある。人と機械との関係も、使役関係からパートナーとしての信頼関係へと変わっていく。親しい人の言うことなら真剣に聞く、友達となら一緒に頑張れる、といった社会的な関わり合いにロボットが参加する。人同士が刺激しあうように、ロボットからも刺激を受けて人々は本来持つポテンシャルを発揮する。信頼できるパートナーとなったロボットと、一緒に運動し楽しみながら、健康長寿を保つ時代がやってくる。
<助成対象2>
代表者氏名 鈴木 達也
所属・役職 名古屋大学グリーンモビリティ連携研究センター 教授/副センター長
分野 交通
研究課題名 行動予測を用いた制約充足判定に基づく行動誘導型運転支援
研究概要 自動車における将来的な高度運転支援を考えたとき、その本質的困難さは安全性と受容性の両立にあり、人間機械協調論的視点から見ても極めて重要で挑戦的な課題と言える。本研究では、高度な運転知能を備えた支援制御器がドライバーの運転行動予測に基づき、従来の緊急危険回避より早いタイミングで安全な運転行動に誘導するような操作介入、及び音声・映像提示を統合的に行う行動誘導型の運転支援の実現を主目的とする。このような運転支援は運転指導員が行う指導と類似しており、特に高齢ドライバーにとって有効である。また、行動誘導の受容性を認知科学的視点から評価し、高齢化社会におけるモビリティの核心技術を確立する。

研究助成(S)の概要

対象:
  1. 「人間と機械の融和」のあるべき姿を想定または提示し、統合技術およびプロトタイプの開発と機能検証、さらに可能ならば実証実験を目標とする研究プロジェクトに対して研究費を助成します。
  2. 人材や知見を広く内外に求めて多様性に富む連携体制をとるプロジェクトを優先します。
  3. 2015年度は生産、ヘルスケア、交通の分野における「人間と機械の融和」の実現を目指すプロジェクトを対象としました。対象分野は毎回見直し、2016年度はヘルスケア・介護、交通・物流、農業・環境としています。
金額: プロジェクトあたり、助成期間を通して総額3,000万円が上限
期間: 原則3年間
件数: 3プロジェクト程度

2015年度後期の国際交流助成

*国際会議発表と短期在外研究の合計 申請件数28件、採択10件、助成額計334万円

<国際会議発表>
No. 氏名 所属機関 職名 国際会議名称
/主催者名
開催地 開始時期
(渡航期間)
1 池田 誠 福岡工業大学
情報工学部情報通信工学科
准教授 30th IEEE Int. Conf. on Advanced Information Networking and Applications 2016/IEEE(米国電気電子学会) クラン・モンタナ
スイス
2016/3/23
(7日間)
2 小田原あおい 東北工業大学
大学院工学研究科
電子工学専攻
博士
課程
Neuroscience2015/Society for Neuroscience シカゴ
USA
2015/10/17
(7日間)
3 齊藤 裕一 東京農工大学
機械システム工学科
特任
助教
HFES International Annual Meeting/Human Factors and Ergonomics Society ロサンゼルス
USA
2015/10/26
(6日間)
4 武田 隆宏 首都大学東京
システムデザイン学部
特任
助教
2015 IEEE Symposium Series on Computational Intelligence/IEEE ケープタウン
南アフリカ
2015/12/7
(7日間)
5 長谷川達人 東京医療保健大学
医療保健学部 医療情報学科
助手 IEEE SMC 2015/IEEE 香港
中国
2015/10/9
(6日間)
6 HO 
ANH VAN
龍谷大学
理工学部
助教 IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems (IROS)/IEEE Robots and Automation Society (RAS) and Robot Society of Ja ハンブルグ
ドイツ
2015/9/28
(8日間)
7 真栄城正寿 北海道大学大学院
工学研究院応用化学部門
日本学術振興会特別研究員(PD) The International Chemical Congress of Pacific Basin Societies 2015/アメリカ化学会、日本化学会、カナダ化学会 他 ホノルル
USA
2015/12/15
(8日間)
8 茂木 俊憲 豊橋技術科学大学
エレクトロニクス先端融合研究所
研究員 Pacifichem 2015 (2015環太平洋国際化学会議)/日本化学会、アメリカ化学会、カナダ化学会、ニュージーランド化学会等 ホノルル
USA
2015/12/15
(7日間)
9 渡邉 智 熊本大学
工学部 
物質生命化学科
助教 Pacifichem 2015/日本化学会、アメリカ化学会、中国化学会、カナダ化学会ほか ハワイ
USA
2015/12/15
(6日間)
<短期在外研究>
No. 氏名 所属機関 職名 課題名/共同研究者氏名
/職名
実施地 開始時期
(渡航期間)
1 角井 泰之 慶應義塾大学大学院
理工学研究科
後期
博士
課程
レーザー誘起応力波に対する微小血管反応の光学イメージング/Bernard Choi/University California Irvine Associate Professor アーヴァイン
USA
2015/11/22
(90日間)
<国際会議開催> *申請件数35件、採択17件、助成額計1,584万円
No. 氏名 所属機関 職位 開催する研究集会名
申請者の役割
開催地 開催時期
(開催日数)
1 大石 潔 長岡技術科学大学大学院
工学研究科 技術科学イノベーション専攻
教授 The 41st Annual Conference of the IEEE Industrial Electronics Society
実行委員長
横浜市西区
(パシフィコ横浜)
2015/11/9
(4日間)
2 加藤 義章 光産業創成大学大学院大学
学長
学長
教授
Optics & Photonics International Congress 2016
組織委員長
横浜市西区
(パシフィコ横浜)
2016/5/17
(4日間)
3 門林 雄基 奈良先端科学技術大学院大学
情報科学研究科
准教授 The 18th International Symposium on Research in Attacks, Intrusions and Defenses
実行委員長 (General Chair)
京都市左京区
(京都テルサ)
2015/11/2
(3日間)
4 川上 養一 京都大学
工学研究科電子工学専攻
教授 The 15th International Symposium on the Science and Technology of Lighting
実行委員長
京都市左京区
(芝蘭会館)
2016/5/22
(6日間)
5 清川 清 大阪大学
サイバーメディアセンター
准教授 The 25th International Conference on Artificial Reality and Telexistence
大会長
京都市左京区
(国際交流会館)
2015/10/28
(3日間)
6 佐々木 淳 岩手県立大学
ソフトウェア情報学部
教授 IEA/AIE 2016
Organizing Chair (事務局長)
岩手県盛岡市
(県民情報交流センター)
2016/8/2
(3日間)
7 澤田 和明 豊橋技術科学大学
電気・電子情報工学系
教授 Asia-Pacific Conference of Transducers and Micro-Nano Technology 2016
実行委員長
金沢市
(金沢市文化ホール)
2016/6/26
(4日間)
8 重野 寛 慶應義塾大学
理工学部情報工学科
教授 IEEE International Conference on Distributed Computing Systems (ICDCS2016)
プログラム委員長
奈良市
(奈良ホテル)
2016/6/28
(3日間)
9 嶋田 一夫 東京大学
薬学部
教授
学部長
第27回生体系磁気共鳴国際会議
実行委員長
京都市左京区
(京都国際会館)
2016/8/21
(6日間)
10 下田 宏 京都大学大学院
エネルギー科学研究科
教授 13th IFAC Symposium on Analysis, Design, and Evaluation of Human-Machine Systems
Vice-Chair of National Organizing Committee
京都市東山区
(THE SODOH HIGASHIYAMA)
2016/8/30
(4日間)
11 下山 勲 東京大学
大学院情報理工学系研究科
教授 国際マイクロマシンサミット
開催事務局
東京都新宿区
(ハイアットリージェンシー東京他)
2016/5/25
(3日間)
12 瀬田 和久 大阪府立大学大学院
理学系研究科 情報数理科学専攻
教授 11th International Conference on Knowledge Management (ICKM)
共同プログラム委員長,現地実行委員長
大阪市浪速区
(大阪府立大学なんばサテライトキャンパス)
2015/11/4
(3日間)
13 高木 英行 九州大学
大学院芸術工学研究院
教授 7th Int. Conf. of Soft Computing and Pattern Recognition (SoCPaR 2015)
 General Chair
福岡市南区
(大橋キャンパス)
2015/11/13
(3日間)
14 田中 秀治 東北大学 大学院
工学研究科 バイオロボティクス専攻
教授 IEEE-NEMS 2016 Matsushima Bay and Sendai MEMS City
General Chair
仙台市他
(せんだいメディアテーク他)
2016/4/17
(4日間)
15 松野 文俊 京都大学
工学研究科機械理工学専攻
教授 The First International Symposium on Swarm Behavior and Bio-Inspired Robotics
General Chair
京都市左京区
(百周年時計台記念館)
2016/10/28
(3日間)
16 森 周司 九州大学
システム情報科学研究院情報学部門
教授 11th Joint Workshop on Machine Perception and Robotics
大会委員長(General Chair)
福岡市博多区
(JR博多シティ)
2015/11/26
(2日間)
17 山川 宏 測位航法学会内 IS-GNSS 2015組織委員会
事務局
委員長 IS-GNSS 2015(GNSSに関する国際シンポジウム2015)
組織委員長
京都市左京区
(京都勧業館)
2015/11/16
(4日間)

2015年度後期・前期および累積の助成件数と助成額

  研究助成(S) 研究助成(A)(B)(C) 国際交流助成 合計
2015年度後期
(今回助成予定)
2件
5,932万円
(後期なし) 27件
1,918万円
29件
7,850万円
2015年度前期 (未実施) 53件
1億0,870万円
6件
241万円
59件
1億1,111万円
累積
(1990年~今回)
2件
5,932万円
604件
13億9,149万円
372件
1億5,640万円
978件
16億721万円

(*)別途、立石賞として7件、3,500万円の賞金あり。立石賞:2010年から隔年で過去3回実施

立石科学技術振興財団について

当財団は、技術革新と人間重視の両面から真に最適な社会環境の実現に寄与することを目的に、エレクトロニクスおよび情報工学の分野で、人間と機械の調和を促進する研究および国際交流に対する助成活動を行っています。故立石一真(オムロン株式会社創業者)および故立石孝雄(オムロン株式会社元代表取締役会長)がそれぞれ保有するオムロン(株)の株式を拠出し、さらにオムロン(株)が寄付金を出捐して設立されました。基本財産はオムロン株式会社の株式2,625,000株です。

オートメーションにおける「人間と機械の調和」の変遷

「人間と機械の調和」とは、オートメーションが進化する中での人間と機械の関係性の理想像であり、人間と機械が良好な関係を保ちながら互いに成長することにより、技術革新の恩恵を人間が物質的のみならず精神的にも享受することを意味します。これには、「機械に出来ることは機械に任せ、人間はより創造的な分野での活動を楽しむべきである」という当財団の設立者・立石一真の哲学が根底に流れています。

研究助成(S)の位置付け

研究助成(S)を従来の研究助成(A、B,C)と比較し、オートメーションにおける「人間と機械の調和」の変遷と成果の具現化レベルでマッピング。

※詳細は当財団ホームページ「公募のご案内」および「背景と目的(詳細)」にも掲載しています。

公益財団法人 立石科学技術振興財団の概要

名称 公益財団法人 立石科学技術振興財団
所在地 京都市下京区塩小路堀川東入南不動堂町801番地
設立年月日 平成2年(1990年)3月6日
目的 エレクトロニクス及び情報工学の分野で、人間と機械の調和を促進する研究に関する活動を支援し、もって技術革新と人間重視の両面から真に最適な社会環境の実現に寄与することを目的とする。
事業内容 エレクトロニクスおよび情報工学の分野で、人間と機械の調和を促進するための研究に関する活動を支援する。
(1)研究への助成
・研究助成(A)  250万円以下/件、30件程度/年
・研究助成(B)  500万円以下/件、2件程度/年
・研究助成(C)  50万円/年・件、博士課程在学中(最大3年)、10件程度/年
(2)国際交流への助成
・国際会議発表  40万円以下/件
・短期在外研究  70万円以下/件
 ※上記合わせて20件程度/年
・国際会議開催  100万円/件、10件程度/年
(3)研究成果に対する顕彰(2010年度より実施)
・立石賞 功績賞 2件程度/隔年、副賞500万円/件
・立石賞 特別賞 2件程度/隔年、副賞500万円/件
(4)研究成果の普及
・成果集の発行 1回/年
(5)その他、本財団の目的を達成するために必要な事業
事業年度 毎年4月1日から翌年3月31日まで
事業実績 設立以来2014年度までに累計897件、総額14億5260万円の助成(立石賞7件含む)
評議員 7名
役員 理事長  立石 義雄(オムロン株式会社 名誉会長)
常務理事 田中 敏文
他 理事7名 監事2名
基本財産 オムロン(株)株式2,625,000株
特定資産 現金11億円
詳細お問合せ先
公益財団法人 立石科学技術振興財団 
事務局長 麻 潤三
〒600-8234 京都市下京区塩小路堀川東入南不動堂町801番地
TEL:075-365-4771 
http://www.tateisi-f.org/