omron

センシングデータ
流通市場

SENSING DATA TRADING MARKET

2033年、個別に存在するデータがつながり、
誰でも新たな価値を生み出せる未来へ

すべての人に開かれた
「センシングデータ流通市場」の
創設へ

飲料の成分データと人のバイタルデータから、そのときの体調にぴったりなドリンクをおすすめしてくれる自動販売機。
渋滞予測や気象情報、ドライバーの運転履歴とヘルスケアデータから、ドライブプランを提案してくれるカーナビ……。
世の中に無数に存在するセンシングデータを活用できるようになれば、より便利で快適な暮らしのためのアイデアが一気にあふれ出します。
オムロンはデータの提供元と利用先をマッチングする「センシングデータ流通市場」の創設と、データを安全に取引する技術開発に取り組んでいます。

社会課題解決の可能性を広げる「センシングデータ流通市場」

「センシングデータ流通市場」でのデータマッチングにより公共施設やインフラのデータを組み合わせて使えるようになると、混雑緩和のための情報提供など新しいサービスを生み出すことができる

「センシングデータ流通市場」でのデータマッチングにより公共施設やインフラのデータを組み合わせて使えるようになると、混雑緩和のための情報提供など新しいサービスを生み出すことができる

IoTの進展により、センシングデータを活用する動きが加速していますが、データの流通は企業単位やサービス単位など個別のプラットフォーム内に留まっているのが現状です。センシングデータがプラットフォームの枠を超えて流通し、利用ニーズと提供ニーズが幅広くマッチングするようになれば、社会課題解決の可能性は一気に広がります。

たとえば、病院、市役所、スーパー、駅などの各施設に設置された利用状況を把握するためのセンサー。これらのセンシングデータを連携させることができれば、地域に暮らす人々に1日の行動スケジュールを最適に提案することが可能になります。施設の利用者にとっては待ち時間がなくなって効率的になり、施設にとっては混雑緩和によりサービス向上をはかれるという、双方へのメリットが生まれるのです。

また、別々に存在していた2つのセンサーを組み合わせることで、まったく新たな指標を測定する架空の第3のセンサーとして利用することも可能になります。たとえば、「高齢者や子どもの見守り」という課題があるとします。その課題解決に向けて重要となるのは、いかにして高齢者や子どもに迫る危険を回避するかという視点。つまり、センシングにより「危険度」という指標を測定できれば、効果的な見守りが可能となります。危険度というこれまでなかった指標は、気象データ、気温・室温データ、位置データ、バイタルデータなどさまざまなセンサーから得られるデータを組みわせることでつくり出せます。一人暮らしの高齢者の方を遠くから見守るとき、気温が高いからすぐに危険とはいえず、どこにいるのか、その時の体調はどうなのかという総合的な推定が必要になります。これまでは、新たな指標をつくるためには元となる複数のデータを得るために各種センサーをわざわざ設置する必要がありました。しかし今後は、「センシングデータ流通市場」によって既存のセンサーが測定するデータを活用できるようになり、自前でセンサーを用意するのとは比べものにならないほど簡単に新しい指標を測定できるようになります。

新しい指標を測定できるようになれば、当然、カスタマー一人ひとりに合わせてきめ細かく対応できるようになり、既存の商品やサービスの付加価値を高めるのにも役立ちます。これまで存在しなかったまったく新しいビジネスも登場することでしょう。

オムロンは、そのような未来を実現するために、センシングデータの利用ニーズと提供ニーズをマッチングさせる、すべての人に開かれた市場を創設しようとしています。それが「センシングデータ流通市場」です。

センシングデータの利用ニーズと提供ニーズをマッチングする「センシーク(Senseek)」

「センシーク(Senseek)」がセンシングデータの提供元と利用先双方の属性データをマッチングし、データフロー制御することで、センシングデータの安全な取引を実現する

「センシーク(Senseek)」がセンシングデータの提供元と利用先双方の属性データをマッチングし、データフロー制御することで、センシングデータの安全な取引を実現する

「センシングデータ流通市場」が機能するために、オムロンは2つの仕組みが不可欠だと考えました。1つは膨大なセンシングデータの中から利用ニーズと提供ニーズをマッチングする仕組み。もう1つはマッチングしたセンシングデータの安全な取引をコントロールし、必要なデータを流通させる仕組みです。

オムロンはこれらの2つの仕組みを担う「センシーク(Senseek)」という技術を開発しています。「センシーク(Senseek)」はセンシングデータの提供元と利用先双方の属性データをマッチングし、データフロー制御することで、センシングデータの安全な取引を可能する、世界に存在するすべてのセンシングデータを流通させる仕組みです。この仕組みがあるからこそプラットフォームの枠を超えて、必要なセンシングデータが社会課題を解決したいと考える人のもとへ届くようになるのです。

センシング&コントロール技術で課題解決に取り組んできたオムロンだから開発できる「Senseek」

センシングデータ流通市場を活用することで、必要なデータを豊富に入手できるようになり、アプリ開発のみを手がける企業も登場すると予測される

センシングデータ流通市場を活用することで、必要なデータを豊富に入手できるようになり、アプリ開発のみを手がける企業も登場すると予測される

オムロンは創業以来90年近く「センシング&コントロール」の技術を磨き続けてきました。そこには常に、センシングデータを社会に必要な価値に変換し、お客様の課題を解決するという発想があります。

たとえば、世界トップクラスの検出・認識性能を誇るオムロン独自のセンシング技術に、人を見つけ、認識する「OKAO」がありますが、オムロンは顔の情報を高精度にセンシングできるハードウェアを提供するだけではありません。「年齢・性別別に商品をおすすめするため」「表情を判別してベストタイミングで撮影するため」「お年寄りを見守るため」など、さまざまな用途に応じてセンシングデータを制御するところまでサポートします。現在は「センシング&コントロール」に人の知恵を表す「+Think」の概念を加え、膨大なデータから必要なデータのみを取り込み、賢く価値に変換する技術に磨きをかけています。

ある社会課題の解決のためにはどのようなデータが必要か、また、データはどこに隠れていて、どうすれば必要なデータだけを効率的に入手できるか、さらに、どうすればデータを価値に変換できるか。これらすべてに長けるオムロンだからこそ、「センシングデータ流通市場」を広く有効活用される市場に育てることができると考えています。

「センシングデータ流通市場」の創設により、センシングデータを活用したアプリ開発やサービス提供に特化した企業の登場も期待されます。社会を豊かにする新たな商品やサービスの創出機会は今、大きく開かれました。データを提供したい方、データを利用したい方を「センシングデータ流通市場」はお待ちしております。

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