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「食べる」コトカラ、自然に意識が変わっていく!社員の楽しみを、健康の入り口に。草津事業所の“楽しむ”健康活動「食べる」コトカラ、自然に意識が変わっていく!社員の楽しみを、健康の入り口に。草津事業所の“楽しむ”健康活動
「食べる」コトカラ、自然に意識が変わっていく!社員の楽しみを、健康の入り口に。草津事業所の“楽しむ”健康活動

約3,000人*が勤務するオムロングループ日本国内最大規模の開発・生産拠点、草津事業所。
社員をはじめ派遣社員や協力会社、様々な人が利用している。
ここでは、「全ての社員が健康で楽しく働ける職場づくり」を目指し、
社員食堂を中心とした、独自の健康への取り組みを行っています。
*2017年4月現在

草津事業所 所長 目片良和

草津事業所 所長 目片良和

草津事業所 所長 目片良和

員のいちばん近くにいるから、
できることがある。

「最近、急いで階段を駆け降りたりすると、次に出すのは左足?右足だった?一瞬迷うことがあるんです。」 得意のジョークかと思いきや、目は至って真剣です。約3,000人が勤務する草津事業所を束ねる事業所長の目片も今年で57歳になり、カラダが鈍くなったと感じることも多くなったといいます。
草津事業所でも近年、段差のない場所でつまずいた、転んだといった声が多く聞かれるようになり、「多くの企業もそうだと思いますが、1980年代半ばから90年代にかけて入社したボリュームゾーンの社員が50歳前後となり、社員の平均年齢が高くなってきています。健康診断でもBMI値の上昇が目立つようになり、健康への取り組みの重要性が増していると感じます。」
オムロングループでは、自社製品の活動量計を全社員に配布し、職場のチーム単位で歩数の合計を競い合うウォーキングイベントを開催するなど、健康増進活動に全社で取り組んでいますが、「より多くの社員に、より積極的に取り組んでもらうためには、社員一人ひとりの健康状態を把握し、一番近くで見守ることとできる事業所という単位で独自に策を考えていくことも大事だと考えています」と目片。
そんな思いから、草津事業所の“楽しむ”健康活動への取り組みが始まりました。

番の楽しみが、健康への近道になる。

「ここで働く人たちの楽しみは何かというとね、お昼ご飯なんです」
草津事業所では、周囲に飲食店がない立地環境から、社員の多くがほぼ毎日社員食堂で昼食を取っています。そのため、以前から社員の要望を取り入れ、「3,000人規模を賄う社員食堂としてはあまり例がない」個人の好みやその日の気分で選ぶことができる多彩なアラカルトやセットメニューを展開してきました。
「例えば午前中、ちょっと仕事がきついなと思っても、食堂のメニューが充実していたら、『もうすぐお昼だ、今日は何を食べようかな・・・』と気持ちが上向く。食事に満足したら、またがんばろうとモチベーションも上がる。だから、みんなに喜んでもらえるよう、きちんと声を聞いていきたいんです。」と目片。
草津事業所の食堂には、どのテーブルにも、社員が直接食堂に意見や感想を伝えることができるアンケート用紙が設置されていますが、これも、「みんなが満足できる食堂に」との思いから。「アンケートで毎日様々な意見が届きます。食べたいメニューのリクエストもあれば、味が薄い、濃い、まずいといった厳しい意見もあります。味の好みは人それぞれなので、3,000人の好みに合う美味しい食事を届けるのは難しいことですが、届いた声にこたえられるよう反映してもらっています。」

こうした食堂との密接な関係から、独自の健康活動も生まれました。会社の医療職と食堂の管理栄養士の連携による、健診の数値改善を目指したメニューの提供です。「社員の健康データを管理する産業医や保健師と管理栄養士さんが連携することで、健康診断の結果を元にした、糖質制限や脂質制限など、数値改善を目指すメニューを展開しています。生活習慣の改善や、日々の運動などプライベートな部分は、事業所がサポートすることは難しい。けれど食堂のメニューなら、みんな毎日食べますからね。」
自分でカロリー計算や栄養バランスを考えるのは、知識がなかったり、面倒だったりして実践するのは難しいですが、食堂のメニューとして出されたら自然に取り入れられます。
「ランチの時間を楽しみにしてもらって、そして毎日少しずつ健康になってもらえたら、事業所長としてこんなうれしいことはありません。」

切なのは、きっかけと環境の両方をつくること。

こうした食堂と医療職の連携が大きな成果につながった一例に、「ライザップイベント」があります。
「健康活動のきっかけづくりにと、当時話題のライザップから講師を招いてセミナーを行い、食堂で1ヵ月間糖質制限メニューを提供し、健診でその成果を測る企画を考えました。保健師からは、是非、受けて欲しいと思う社員を中心にアプローチしてもらっていたのですが、100名の定員を大幅に上回る応募があり、社員の健康への関心の高さを実感することになりました」。
保健師はセミナー後も参加者をフォローし、食堂には楽しみながら続けられるよう多彩なヘルシーメニューを考えてもらった、そうして迎えた健康診断では、予想以上の手応えがあったと目片は言います。
「BMI値などが高い社員のうち、イベントに参加した社員のほぼ全員が、目標としていた改善値に近づいた。イベントをきっかけに、食堂のアンケートでもヘルシーメニューの要望が増え、事業所全体の意識が変わってきたように感じました。押し付けではなく、社員が自ら進んで参加したくなる“きっかけづくり”とそれを実践できる“環境づくり”、この両面がなければいけないことを学びました。」

カルコトで、社会を変えていく。

健康データをもとに栄養を測り、社員の声を量り、見えてきた、“楽しむ”健康活動への道筋。目片は、「食堂と医療職の連携を軸に、今後はもっとトータル的な健康管理の仕組みを考えたい」と先を見据えます。
「例えば、健康課題を持つ層に的を絞り、体重、血圧、活動量などを測って健康状態を見える化、食事は食堂のメニューからサポートし、医療職から状況に応じた健康指導を行ってもらう。健康状態が改善された良い例は共有し、それを見た別の社員から、『やってみたい!』と手を上げる人が続々と出てくる。こんな状態になるのが理想ですし、健康機器も扱うオムロンだからできることだと思います。実現すれば、社内だけでなく広く社会にも、企業の健康活動のモデルとして役立ててもらえるのではないでしょうか。」 
「食べる」のその先へ、草津事業所食堂を起点とした健康への取り組みはまだまだ続きます。

社員食堂での充実した食事は、社員のモチベーションアップの重要な要素でもあります。
その食と、医療職による健康サポートを組み合わせ、独自の健康活動を推進する草津事業所。
こうした取り組みが、「みんなが健康で楽しくイキイキと働ける職場をつくろう」という風土につながっています。

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