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スイッチの基礎知識:規格編

安全規格の定義

安全規格とは、電気機器を使用する消費者を感電や火災の危険から守るために、機器自身や構成する部品に求める基準をいい、事故防止のための最低基準です。 各国で電圧事情、気候条件、安全に対する考え方に違いがあるので、それぞれが独自の規格を制定して運用しています。

スイッチがその規格を取得していると、それを使用する機器 を規格申請する際、スイッチの試験は免除されます。

各国の安全規格と認証機関

各国の認証マークなど

各国の安全規格の体系

各国の安全規格の体系

安全規格の基本的要求

北米:

電気機器が原因の火災防止を重視して、機器や部品に使用される絶縁材料の燃焼性、着火性、温度上昇度を規定しています。
主な規格はUL(アメリカ)、CSA(カナダ)

欧州:

電気機器の感電事故防止を重視して、機器や部品における絶縁距離やトラッキング性※を規定しています。
主な規格はVDE(ドイツ)。

※トラッキング性
電位差をもつ電極間にある絶縁物の表面に炭化した導電路が形成され絶縁性を失う度合い

 電圧事故最も重要な要求
北米120/240Vac火災燃焼性
欧州230/400Vac感電絶縁距離

主要な安全規格

名称IECULCSAVDECCC
国家規格-ANSI規格CSA規格VDE規格中国国家標準GB規格
国際アメリカカナダドイツ中国
概要最新の科学技術にもとづく電気の技術基準。各国の規格のベースとなる火災防止を目的に、米国での電気製品の販売に州や市ごとに強制されている。部品も取得が必須。北米安全規格が適用され、米国のULと同様に火災防止を目的に、運用されている。感電と火災防止を目的にしているが、法律上の強制はない。罰則が厳格のため強制と同じ。強制認証の対象となる品目が決められ、中国国内への輸入および販売が禁止される。
認証機関 ULCSAVDE TUV-RhCCC
認証マークIECULCSAVDE
VDE
CCC

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