CSRマネジメント体制
戦略的にCSRを推進
オムロンは、CSRを経営戦略に組み込み、本業を通じて責任を果たしていくことが重要であるという考えのもと、グローバルなCSR推進体制の整備に努めています。
2007年度末に、経営陣自らがグループのCSR全般の現状と課題を把握し、CSRを方向付けるために「グループCSR行動委員会」を設置しました。委員会ではグループのCSR基本方針・戦略の決定、主要領域の活動推進とモニタリングを行っています。また、メンバーは社長を委員長とし、カンパニー社長、本社機能部門長、海外エリア統括会社社長で構成されています。
従来は、企業倫理、環境、情報開示など、個別の領域ごとに委員会組織を設置していましたが、グループCSR行動委員会はそれらを包括し、CSRの視点から執行全体を俯瞰し、戦略的にCSRを推進していく役割を果たしています。この委員会が決定した方針・戦略の具現化は、各カンパニーと環境部門、法務部門など本社各機能部門が担っています。なお、2008年度は、6月と2月の2回、委員会を開催しました。
また、自社のCSR推進状況を客観的に把握するために、外部コンサルティング会社の開発したツールを活用して「サステナビリティ戦略診断」を実施しました。その結果、「海外拠点における職場環境に関して、本社・カンパニーでの現状把握が不十分である」「CSRに関する従業員教育が体系的に整備されていない」などの課題が見つかりました。今後は、この診断結果を踏まえて、グローバルに取り組みを強化するとともに、現場レベルでのCSR推進力の強化を図っていきます。
CSRマネジメント体制

「CSR行動ガイドライン」を新たに海外22言語に翻訳
オムロンでは、企業理念の中の「経営指針」に示したCSR の基本的な考え方を、全グループの一人ひとりが着実に実践していくために、2006年度に「CSR行動ガイドライン」を制定しました。また2007年度には企業理念の中の「行動指針」を社員が実践できるよう「行動指針実践ガイドライン」を制定しました。いずれも日本国内の全従業員に配布し、基本理念である「企業は社会の公器である」という考え方に基づくCSRの浸透と定着に取り組んできました。
2007年度からは、日本以外の従業員への浸透活動にも取り組み、「CSR行動ガイドライン」については、事業を展開しているエリアごとの法制や慣習の違いを反映した欧州版、米州版、アジア・パシフィック版、中華圏版を英語で、中華圏版と韓国版を現地語で作成し、世界23拠点でマネージャーへの説明会を開催しました。2008年度は、フランス語、ポルトガル語、インドネシア語、タイ語、マレー語、ベトナム語など22言語を新たに追加しました。なお「行動指針実践ガイドライン」についても2007年度に25言語に翻訳して海外関係会社に配布しました。
2008年度からは、企業理念の中の「行動指針」に掲げている「絶えざるチャレンジ」の活性化を目指し、「チャレンジ表彰制度」を新設し、グループ全体に展開し、業務改善や研究開発など高い目標に取り組んだ従業員1,142名を表彰しました。
今後もグローバルなCSRの浸透をさらに強化するとともに、個別課題の発見・解決に努めていきます。