社会福祉
オムロン太陽 / 太陽の家

太陽の家は、大分県別府市と愛知県、京都府にある身体障害者が社会復帰をするための訓練施設です。オムロンでは「太陽の家」の活動趣旨に賛同し、資金を寄付するとともに、「太陽の家」との合弁により、わが国初の福祉工場として障害者雇用を果たした特例子会社 オムロン太陽株式会社(1972年 大分県別府市)、オムロン京都太陽株式会社(1986年 京都府)を設立しました





革新的な考えを持つ、この二人の理念の共鳴によって誕生
「世に心身障害者(児)はあっても仕事に障害はあり得ない。太陽の家に働く者は被護者ではなく労働者であり、後援者は投資家である。」という中村裕医学博士の理念のもとに開所した社会福祉法人「太陽の家」。そして「われわれの生活を向上し、よりよい社会をつくりましょう」と事業や経営を通じて社会に貢献していく姿勢-企業の公器性-を社憲にまとめた、オムロン株式会社の立石一真創業者。
革新的な考えを持つ、この二人の理念の共鳴によって、1972年(昭和47年)、福祉施設・身障者・民間企業の協力による、わが国初の福祉工場として「オムロン太陽株式会社」が、1986年(昭和61年)に「オムロン京都太陽株式会社」が誕生しました。
障がいをもつ従業員の「自律」と「自立」を支援
オムロングループのオムロン太陽(株)(大分県別府市)は、障がい者の雇用と働く場の提供を基本方針の一つに掲げる特例子会社です。全従業員63名の51%が何らかの障がいを抱えつつも、オムロングループ会社4社から各種制御機器の製造委託を受けています。
オムロングループの前長期経営ビジョン「GD2010」において、同社は「自律&自立」を標榜し、上記機器の製造委託に加え、「サムロータリスイッチ」を同社の製品に位置づけ、2010年度より事業化を開始しました。
現在の長期経営ビジョン「VG2020」では、「自律&自立」を加速するため、まず2013年度までの「Globe Stage」にて、事業会社としての各機能の移管を完遂し、サムロータリスイッチの完全事業化を目指します。
続いて、2014年度から2020年度の「Earth Stage」において、委託製造品とサムロータリスイッチ事業を収益の基盤とし、新たな事業を立ち上げ、
・売上高:20億円(2010年度比 130%)
・営業利益:1億円(利益率:5%)
を、VG2020のゴール目標とします。
また、GD2010より開始した生産改善活動「TA(Turn Around)活動」を継続し、更なる改善能力と、生産性の向上を目指します。
この改善活動によって、障がい者と健常者が別け隔てなく働いている(インクルージョン)職場を、さらに充実していきます。
これらの活動を通し、オムロン太陽は「一人ひとりが主役となり、働きがいと活きがいに満ち溢れ、自立した会社」を目指します。
OPC従業員粟崎さんが「第8回国際アビリンピック」で銅メダルを受賞
オムロングループで総合人財ソリューションビジネスを展開するオムロンパーソネル(株)(以下、OPC)では、障がいを持つ従業員が活躍できる職場づくりとともに、障がい者の雇用斡旋・就業支援に積極的に取り組んできました。
2011年度、OPCで自社ホームページの作成などに携わっている粟崎高行さんが、2011年9月26日から30日まで大韓民国ソウル市で開催された「第8回国際アビリンピック」のホームページ作成部門に日本代表として参加し、見事銅メダルを受賞しました。「ホームページ作成」競技でのメダル獲得は、日本選手団では初めての快挙です。
粟崎さんは、「国際大会に出場することで、どんな環境でも最後まで諦めずに努力し続ける事の大切さを再認識しました。今後は今回の経験を仕事に活かしながら、同じくアビリンピックで努力を重ねている職場の後輩にアドバイス等でバックアップしていきたい」と語ります。
国際大会までの道程
| 2006年 | 第3回アビリンピック京都大会(ホームページ作成部門)に初出場し、金賞を受賞。同年、第29回全国障がい者技能競技大会(ホームページ作成部門)に出場し、努力賞を受賞 | |
| 2007年 | 「京都障がい者ワークフェア」で優良勤労者として表彰を受ける。 | |
| 2008年 | 第30回全国障害者技能競技大会で銅賞受賞 | |
| 2009年 | 第31回全国障がい者技能競技大会で金賞受賞 | |
| 2010年 | 第32回全国障がい者技能協議大会に招聘選手として参加し、優秀な成績で国際大会の派遣選手に決定。 |
オムロングループは、今後も障がいを持つ人びとの就労を支援するとともに、従業員一人ひとりの能力向上への挑戦を支援していきます。
大分国際車いすマラソン大会への協賛・支援

1981年の国際障害者年を機に大分で始まったこの大会は、世界最大の車いすマラソン大会です。2011年の第31回大会には世界19カ国地域と国内38都道府県から291名の選手が参加し、障害を克服した選手の自分の限界に挑みベストを尽くし走るひたむきな姿が、毎年多くの感動・感銘を与えています。オムロン太陽、オムロン京都太陽の社員も選手として出場しています、オムロンでは、第8回(1988年)から特別協賛を、また第11回(1991年)からは社員もボランティアとして参加しています。現在では、毎年100名前後のオムロングループ社員が、スタート地点の荷物受付・給水・観客整理、競技場での会場設営・場内整理、優勝者への月桂冠授与、医務車・緊急対応車係など多彩なお手伝いをしています。
全国車いすマラソン大会への協賛・支援

1990年から毎年京都で開催。オムロンも大会の趣旨に賛同し、第1回(1990年)から特別協賛しています。2011年の第22回大会には、全国23都道府県・地域から29チーム252名の選手が出場しました。オムロンでは、第2回(1991年)からボランティア参加し、毎年約30名のグループ社員が、各中継所付近の沿道整備を行っています。
サマーフェスティバルへのボランティア参加

「太陽の家」の入所者がメンバーである「むぎの会」では、日常生活の改善やスポーツ・リクレーション活動などの企画運営を実施しています。
毎夏、太陽の家・京都「むぎの会」が主催でサマーフェスティバルが開催され、オムロンは1994年からこの活動にボランティア参加しています。模擬店お手伝いに毎年京都近隣のグループ社員が30名近く参加し、そのほか軽音楽演奏、ゴスペル歌唱、菓子販売など様々な楽しい交流の機会となっています。
KIDSプロジェクトへの協賛・支援

KIDSは、身体的あるいは知的障害、そのほか何らかの理由で親と離れて暮らさざるを得ないなど、社会的なハンディがあるために社会の色々な場へ出かける機会の少ない子どもたちへの支援を目的に活動する、日米欧の社会人・学生を中心としたNPO法人です。
KIDSとは、Knowing is Doing Something(やってみれば、わかる)の略で、子どもたち(KIDS)という意味とのかけ言葉になっています。
「ふれあいから未来へ」をスローガンに、東京ディズニーランドで子どもたちをエスコートするKIDSプロジェクト・ボランティアに、オムロンも第3回(1994年)から社員がボランティア参加し支援しています。