使用電力の見える化システムで、株式会社王将フードサービス様の環境負荷低減活動をサポートしています。

Vol.3オムロン株式会社

オムロン株式会社は、遠隔監視による使用電力の見える化システム「エネルギーマネージメントシステム」を、株式会社王将フードサービス(以下、王将フード)様の「餃子の王将」四条大宮店(京都市)に導入いただき、同社の環境負荷低減に向けたエネルギー利用の継続的な改善活動に対するサポートを開始しました。

「餃子の王将」四条大宮店は、1967年12月に創業した同社発祥の地で、今年9月25日に改装されリニューアルオープンしました。同店では、コージェネレーション(熱電併給)システムが導入され、エネルギーの効率運用が図られています。また、照明に発光ダイオード(LED)を使用されるなど、業界の先陣を切って地球温暖化防止対策や食品リサイクルなどに積極的に取り組む王将フード様の姿勢を象徴する次世代型店舗として生まれ変わりました。
オムロンは、王将フード様のこうした総合的な環境負荷低減(CO2削減)活動を、電力の「見える化」を起点とした定量的な効果検証と継続的な運用改善提案でサポートしていきます。

オムロンの「見える化」見観診看

オムロンは、これまで培ってきたオフィスや工場でのCO2削減に関する豊富な経験とノウハウを基に、最適な改善プランを提供することで、様々な業種のお客様と共に環境負荷低減(CO2削減)活動に取り組んでいます。
取り組みでは、はじめに大幅な改善が見込めるエネルギーの使用箇所を中心にセンシング機器を設置し、エネルギーの使用構造を分析したり、実施された省エネ活動の効果をリアルタイムに把握したりするための「見える化」を行います。つぎに、分析結果を基に、お客様の目的に合致した最適な運用改善や設備改善の手法を提示します。さらには、お客様が自律的かつ継続的に省エネ活動を行えるよう、組織内にノウハウを定着させるべく、お客様の省エネ活動に推進メンバーとして参画します。

現在、王将フード様向けのサポートでは、四条大宮店と共に環境負荷低減(CO2削減)のモデル店舗と位置づける宝ヶ池店にも、「見える化」システムを試験導入し、2つの店舗で使用エネルギーの計測、収集を行っています。
宝ヶ池店では冷凍機、冷蔵機、フライヤー、食洗器など厨房の使用エネルギー量を、「見える化」によって比較計測(CO2換算)し、熱源や動力源の違いによる効果を定量的に測定しつつ、運用改善による省エネ対策が可能な箇所(余地)を抽出・分類します。試算では、空調の運転制御や待機電力の削減などの運用改善を行うことで、1店舗あたり10%以上のCO2排出削減(※)を見込んでいます。

※ エアコンの夜間運転制御や待機電力の削減などによるCO2の削減を見込んでいます。(当社試算)

エアコン電力量折れ線グラフ

また、これらモデル店舗2箇所での改善実績を、全国の店舗運営に生かせるよう、王将フード様と共に、省エネ方法を手順化していく予定です。

企業の環境負荷低減活動では、どれくらいの投資で、どのように改善すれば、どれくらいの効果が期待できるかといった投資対効果が重要です。そこで、オムロンは、可視化したエネルギーの使用実態とこれまで培った知見を基に、投資が少ない運用改善と、投資を伴う設備改善について比較検証しながら、最適な実行プランを提案します。そして、Check(状況把握/更なる改善余地の抽出)、Action(改善策提案/運用オペレーション修正)、Plan(改善後データ分析・評価/運用マニュアル反映)、Do(運用マニュアル実行)を繰り返し行う、CAPDサイクルを実践し、更に大きな効果を生み出すことで、お客様のROC(*)最大化に貢献し続けます。

* Return on Carbon=炭素利益率の略で、営業利益をCO2排出量で割ることで求められます。いかに少ないCO2排出量で、効率的に多くの利益を生み出せたかに着目した企業の環境効率を示す指標です。

電力量グラフ
関連リンク